<結果>
組分けテストの結果が返ってきた。
結果は、インターネットで確認できる。
翌日には素点が、週の後半には偏差値が出る。
当時は知らなかったので、紙での結果が出るのを待っていた。
ある日、帰宅すると、結果が出たと言って、娘が模試の結果を持ってきた。
「これを見てどうなのか、よくわからないや」と娘は言った。
どうなのかわからないということは、周りと見せあったりすることはなく、家に持ち帰ったということだろう。
しかし、明らかに元気はなかった。
受験勉強をする前、個別塾に通っていた頃は、国語についてよく褒められた。
小さいころから、いつも本を読んでいたし、早稲アカ入塾テストでも90点を超えた。
早稲アカの国語の授業もいつも楽しい楽しいと帰ってくる。
算数は問題を見た瞬間、結果の厳しさも予想できたが、国語はまずまず取れるんじゃないだろうか、というのが私の予想だった。
結果を開く。
国語・・・45点/150点中 2883人中2642位 偏差値35.23
え?偏差値35?
驚いて声が出ない。
割といけるだろうと思っていた国語が、3000人弱受けた試験で、下に240人しかいないのだ。
これが現実なのか。何て厳しいスタートなんだ。
期待の国語が偏差値35だった時点で、算数に期待できるものは何もなかった。
小学校では算数は成績順の上のクラスだったし、個別でも問題になることは言われなかったが、早稲アカの入塾テストでレベルを思い知らされている。
ましてや、ノートの隅にあった九九の筆算を見てしまった今、覚悟もできている。
算数・・・56点/200点中 2883人中2550位 偏差値37.08
予想に反し、僅かながら国語より算数の方がましだった。
国語のショックが大きかったこともあるだろうが、算数は予想通より少し下回るだけだった。
多少、分配算の解き方など、私が教えた効果があったのかもしれない。
全体の問題数の、たった4分の1しか解けていなくても、算数の結果の方が、少し嬉しかった。
しかし、改めてみる成績は、やはりショックなものだ。
2科目偏差値 34.68 2883人中2672位
3000人中下に210人しかいない。
偏差値35で入れる学校などあるのだろうか。
泣いても笑ってもこれが現実なのだ。
受け入れるしかない。しかし、やはりショックだった。
受験はそんなに甘くはないのだ。