不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

夫婦会議。夫の受験観。教育方針『のびのび』と対極にある受験勉強について考える

<『のびのび』と受験勉強>

夫が帰宅した。早速、話をする。
「受験のことは1年前に決めたじゃないか」と夫は言う。
明らかに渋い顔だ。
娘が寝て1時間後、もう10時を過ぎている。
空腹と疲労でタイミングも良くなかった。
 
そう、夫の言う通り、確かに一年前、受験するか、話し合ったのだ。
受験をする未来と、地元の学校へ行く未来。
それぞれのメリット、デメリットも話した。
そして、「私、友達と一緒に地元の中学校へ進む」と娘が決めたのだ。
 
娘は遠くの保育園から、今の小学校へ入学した。
小学校には一人も知り合いがいなかったので、ゼロから作った人間関係だ。
あまり積極的ではない娘がここまで来るのは、それなりに大変だったろうと思う。
私達も、本人に受験する意思がないと聞き、それ以上何も言わなかった。
 
そもそも、地方出身の夫にとって、中学受験とは
『特別な環境の、特別なお子さん達がするもの』という認識がある。
うちは夫の定義する『特別な家庭』ではなく、ごく普通の家庭だ。
夫はそもそも中学受験に賛成ではないのだ。

勉強も大事だけれど、それ以上に思いやりのある優しい子であってほしい、
生きる力の強い子であってほしい、
何より、『のびのび』育って欲しい。そう思い育ててきた。
ここで、問題となったのは、この『のびのび』だ。

『のびのび』を辞書で引く。
『抑えられることなく自由であるさま。また、押さえつけるものが無く、気持ちがゆったりとしているさま※』とある。
娘の自由度はわからないが、『気持ちがゆったりとしているさま』であるのが現状だ。
この『のびのび』を捨てて、勉強させるのか。たった一回の理科の実験がなんだ。
人生で上手くいかないことなんて、無数にある。良い経験したじゃないか。
 
確かにそうだ。『のびのび』と『中学受験勉強』は、対極にある。
夫の反対も無理はないし、至極真っ当だ。
 
「そもそも、どうなんだ?」
「今から塾に行けば、何とかなるのか?」
「地頭は、どうなんだ?」
 
頭が痛くなってきた。
夫もわからないかもしれないが、私も詳しくはわからない。
同じ様に朝早く家を出て、夜遅く帰宅する共働き夫婦なのだ。
夫は出張帰りで大変だし、私も重い案件を抱えていて余裕がない。
 
互いに、気の利いた言葉も解決法も浮かばない。
これ以上は夫婦喧嘩になりそうだ。
 
また、話し合おう。日を改めることにした。
 
手元には、学校の通知表とテストの点数しかないので、とりあえず現状を整理して寝る。

<現時点の勉強・習い事>
予習復習の為の個別塾: 週1
進研ゼミ: 読み物付録「かがく組」のファン。問題集はそこそこ解いている
そろばん: 最近始めたので、暗算を越えられない
ピアノ: 弾くのは楽しそう。音階やリズムなど机上の勉強時間になると、寝てしまうことがある
スイミング: 週2。私が唯一、心を鬼にして辞めさせなかった習い事。今は選手の一つ下のクラスで楽しそう
習字: 週1。30分程度。丁寧に文字を書く
 
<現時点でわかる学力・体力・性格>
通知表: 上の中
学校の算数クラス: 上(成績別)
趣味: 読書。愛読書はハリーポッター。繰り返し読んでいる
体力: 無遅刻無欠席。とても丈夫
話すスピード: ゆっくり
語彙: 少な目
頭の回転: 速くはない
性格: 素直。おっとり

たったこれしか書き出せなかった。
今の私から見れば、この日のメモは重要だ。
この中から既に問題点がわかる。すぐに対処すべき事柄もわかる。
 
しかし、あの時の私には、知る由もなかったのだ。
途方に暮れながら眠った。突然の状況によく眠れなかった。
 
※明鏡国語辞典より
 
 
  
 


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