不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

家族会議。今から間に合う間か。間に合わせることができるか。思い出された友人夫妻の受験談

<都立中高一貫校を考える>


週末。家族会議。
娘の意見を聞く。「お願い。受験したいの」強い口調で娘は言う。
「どうして受験したいんだ?」夫が聞く。
「自分の未来を変えたいの!」
「勉強する時は勉強する、メリハリのある学校に行きたいの!」
「笑う時は笑って、勉強する時は勉強したいの。そういう学校に行きたいの!」矢継ぎ早に娘が答える。

改めて聞くと、随分とざっくりした希望だ。娘の希望通りの学校を、見つけることができるのだろうか。

 

「でもね、中学受験っていうのは、吐く程きついし、想像もできない程のストレスがかかるの。
ストレスは怖くて、病気になることもあるんだよ。
ママは小学校で帯状疱疹が出て、跡が残っちゃったし、叔母さんも全身に蕁麻疹が出ちゃったの。
髪の毛が抜けてしまう子もいるし、心が壊れてしまう子もいる。大変だよ」私が言う。

 

「でも私、どうしても受験がしたい!」娘は変わらない。

想像以上に頑な娘の態度に、夫は驚いている。
こんなに意見を通してくるのは、保育園以来だなと遠い眼をして、第一次反抗期を思い出している。
娘の真っ直ぐさは、夫の心を溶かし始めたようだ。

 

しかし、私の意見は定まらない。悩む一方だ。

「え?ママは反対なの?」娘が突いてくる。私とて、一年前に受験をしたいと言われたら、即座に前向きに考えたはずだ。

しかし、もう5年直前。
私立受験組は、遅くても新4年、つまり3年の2月から通塾している。
娘の小学校でも、受験組は、既に塾に通い、夏期講習も終わり、秋冬を迎えている。
どう考えても遅い。大丈夫なのだろうか。

何の対策もしてこなかった娘と、基本的に中学受験に反対で、東京の学校を見たこともない夫と、

今から、三人で。不安は尽きない。

 

いや、整理していこう。最初の問題は何だ?
「今からでも間に合うのか?」「間に合わせることができるのか?」これだ。

 

そんな時、夏に会った、夫と同郷の夫妻を思い出した。
友人夫妻は、東京に転勤になり、都立中高一貫校の存在を知った。
そして、5年生から息子さんは塾に通い、受験勉強を始め、都立中高一貫校に合格したという話をしていたではないか。

 周りも5年生から始める子が多かったらしい。

都立なので学費はお手頃。しかも優秀な生徒さんばかり、広いグラウンドを持つ学校もあるし、理科に力を入れている学校もあると。
何より、「全部塾にお任せしていたから、私ら何もしてへんねん」と、言っていたではないか。
糸口が見えた気がした。そこを目指すのはどうだろう。

可能性はゼロではないかもしれない。わずかな希望が見えた。
まずは塾へ、相談しに行ってみよう。

 

娘によるとサピックスと日能研は、すでに通っている人が結構いるようだ。
娘は、別の塾で秘密裏に勉強したいと言った。
どうせ、すぐに知れてしまうことではあるが、気持ちは分からなくもない。

 

それならばと、私は迷わず早稲田アカデミーを選んだ。
私も、妹も、この熱血・体育会系塾に、昔、大変お世話になったのだ。
先生のお名前も、先生のジョークも、ハチマキも、今でも忘れない。
娘も素直なタイプだ。もしかしたら、「やけどする程の情熱」が、向いているかもしれない。

 調べたら、都立対策もしているではないか。早速入塾テストの予約を取った。

 

この時の私達は、都立中高一貫校にはENAが強いことを知らなかった。
今思うと不思議だ。なぜ私達は、その場で友人夫妻に電話をしなかったのだろう。
「塾はどこに行ってたの?」その質問をするだけで、良かったはずなのに。

 

しかし、私達は、最初の塾を早稲田アカデミーに設定した。
これにより、未来は大きく変わっていったのだった。

 

 

 


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