<初めてのノートチェック_2>
最初に早稲アカの国語のノートを見た。
強い筆圧で、丁寧に板書しているようだ。赤鉛筆や青鉛筆を使い、強弱もなされている。
ノートを見ても、その日の授業内容が、私にもある程度わかった。
強い筆圧で、丁寧に板書しているようだ。赤鉛筆や青鉛筆を使い、強弱もなされている。
ノートを見ても、その日の授業内容が、私にもある程度わかった。
授業がどれだけ身になっているかは、まだテストを受けていないのでわからないが
ノートを見る限り、とりあえず、授業のスピードには、ついていけているようだ。
ノートを見る限り、とりあえず、授業のスピードには、ついていけているようだ。
嬉しく思いながらノートを閉じる。
次に算数のノートを見た。
ここで、驚くべき娘の状態を知るのであった。
ここで、驚くべき娘の状態を知るのであった。
国語に比べ、圧倒的にノートの内容が少ないのだ。
書けている部分もなくはないが、中学受験の算数がこんな量なのだろうか。
書けている部分もなくはないが、中学受験の算数がこんな量なのだろうか。
何だか嫌な予感がした。その日は、モヤモヤしたまま眠った。
翌朝、聞いてみると、
「先生は私達生徒の目を見て、話してくれるでしょう。
「先生は私達生徒の目を見て、話してくれるでしょう。
お話を聞く時は、相手の目を見なさいってママ言うじゃん。だからちゃんと目を見て聞いてたよ。」
「ただ、説明を聞いているうちに、次に行っちゃって、黒板が書き写せないんだよね。」
「でも、算数もね、シールをいっぱいもらってるもん!」
やる気があって、楽しく通っている。
それは、先生の褒め上手さとシールブックのおかげだ。しかし、ノートは重要だ。
「そっか。ちょっと仕事の間ノート預かるね。」
そう言って、学校のノートと塾のノートを手に出社した。
あとは通勤電車の中で分析しよう。
あとは通勤電車の中で分析しよう。
分析すると以下のパターンがあるようだ。
・筆圧が濃く、綺麗な字で書いてある。
・筆圧は濃いが、文章や数式が途中で終わっている。
・筆圧が薄いが、綺麗に書いてある。
・筆圧が薄く、文章や数式が途中で終わっている。
ここで、はっとした。
「筆圧が薄く、文字は雑だが、文や式は書いてある」が、ないではないか。
「筆圧が薄く、文字は雑だが、文や式は書いてある」が、ないではないか。
帰宅した娘に、とぼけて、それぞれの文字のところで、「これはどんな授業だったの?と」聞いてみた。
結果、ノートの文字と授業の関係が見えてきた。
・筆圧が濃く、綺麗な字で書いてある→ やる気があり、熱心に集中して授業を受けている。時間がった今でもある程度、ノートから授業を説明できる。
・筆圧は濃いが、文章や数式が途中で終わっている →やる気はあったようだが、途中から、授業の内容を忘れている。書きとれた部分については、ある程度説明できる。
・筆圧が薄いが、綺麗に書いてある → 本人なりに焦っている。少し難しいと感じている。ノートに書かれている部分の半分くらいを記憶している。
・筆圧が薄く、文章や数式が途中で終わっている → ノートから授業を思い出せない。
不安が的中した。この子は、天才タイプではない。やはり、ノートなしで思い出せないのだ。
言いたいことは色々あった。冷静になるために一晩おいた。
そして、翌朝こう伝えた。
「字が汚くても良いよ。塾では、先生の目は100%見れなくてもいいよ。
その場で、すべてが理解できていなくても良いよ。とりあえず、先生が書いたことを全部、写して来よう」
これが、受験を始めて、最初のアドバイスだった。