不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

行く手に人あり。進まないクライミング。

<職場での顔>

早速、通勤時間に問題集を解くことにした。
 
その日の朝は混雑していて、席には、ほとんど座れなかったが、問題に目を通すことだけはできた。
和差算・分配算について、少しずつ分かってきた。線分図で考えていくのか。
 
問題を見てイメージはついたが、実際に書き込んでみたかった。
 
後はお昼休みにやろう。
 
当時、朝が弱かった私は、這う這うの体で朝の身支度をしていた。
自分の為にお弁当を作る余裕はなかったので、ランチはいつも外食派だった。
 
実際にお昼休みに外に出ると、良い気分転換にもなるし、煮詰まっていた問題の解決策が、ふと浮かんだりもした。
 
ランチタイムは、どのお店も混雑していて、お店の外にも列ができている。
とても、店内でのんびりと問題集を解いて良い雰囲気ではなかった。
並んでいるお客さんの視線が痛い。
 
その日はお蕎麦を選んだ。お蕎麦屋さんは注文してから出てくるまでが早い。
そして、すぐに食べ終わることができる。
 
「はい、お待ちどうさま」と天ぷらそばが、すぐに出てきた。
美味しかったし、寒かったので心も癒された。でも、なるべく急いで食べた。

そして、席に戻った。
時計を見る。まだ45分ある。よしよし、良い感じだ。
問題集を広げた。
 
その時だ!
Aさん「おー!満月さん!お帰りなさーい!何やってるんですか!」
私「あ、子供が中学受験することになって、ちょっと大変なんです。」
Aさん「えー!そんな勉強させて、娘さん、お笑い芸人にする気なんですか!」
私「いや、むしろ、そこで、何で一番にお笑い芸人の話になるんだか 笑」
Aさん「あははー笑 ところで仕事の話なんですけど・・・」
 
一人目は割と余裕をもって話をしていた。
それが悪かったのかもしれない。自分達が思うより、声が大きかったのだろうか。
あっという間に、私が席に座っていることが、ばれてしまった。

「満月ちゃーん!お?勉強??お!もしかして中学受験!いやさ、うちも昔受験したよー。かみさん、キツそうだったよー。頑張ってね。
でさ、ちょっと教えてほしいんだけど・・・・」
 
「あ、満月さん?お昼食べたんですね。
 ちょっと困っちゃって。助けてもらえませんか?」
 
「あ、満月さーん」
 
「お、満月ちゃーん」
 
全然駄目だ。ひっきりなしに人がくる。
席に戻ったら、お昼休みは終了と思っているのだろうか。
席に戻っている人が少ない分、話しかけやすいのだろうか。
 
折角15分で席に戻ったのに、結局45分過ぎてしまった。
その日は一問も解けなった。
 
や、それどころか、お昼休みに席にいたことで、なんだかんだと、沢山の仕事が依頼されてしまい、予定よりも残業になってしまった。
何ということだ。
 
帰りが遅くなればなるほど、電車も混む。
帰りの電車は混雑していて、吊革につかまるのがやっとだった。
立ったまま、問題集も読むこともできなかった。
 
帰宅後もメールがやまなかった。やっと落ち着いて、深夜に少しだけ解こうと問題集を広げたが、
さすがに疲れていて、頭が働かなかった。
 
仕事と受験の両立するというのは、想像以上に、大変な事なのかもしれない。
今までだって一人の働く女性として、母親として精一杯の生活だったのだ。
 
この精一杯で、ほとんどない自分の時間から、どうやって、受験に向き合う時間を作ればいのだろう。何を減らしていけばいいのだろう。
 
重い頭を抱えたまま、いつしか眠りに落ちていた。
 
 
 
 
 


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