不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

冬期講習スタート。人生を変える先生との出会いは、決して明るいものではなかった。

<小4冬期講習>

 
 新、小5直前の冬期講習が始まった。
 
この冬期講習をゴールとして、頑張ってきた未習単元は、ピンポイント個別が後一回を残すのみ。
私の担当は、無事に全て終わった。
 
入塾してから、早稲アカで習った単元は、反復したこともあり、基本問題は自力で解けるようになっている。
 
未習単元については、ハイスピードで教えてきたので、まだ自分ですらすらと何もかもを解けるレベルではない。
 
しかし、基本問題の半分は解けるようになった。
残りはテキストとノートを確認すれば、解くことができる。
類似問題でも同じだ。とっかかり部分が理解できていれば良しとする。
 
冬期講習と1月の総復習で、更に力を付け、基礎を固めていってほしい。
 
私の仕事も、暮れは残すところ、数日だ。
年末モードで残業も少なく、早めに帰れそうだった。
 
今まで追われていた未習単元の勉強はない分、しっかりと宿題やその日の内容を見ることができる。
 
冬期講習の間に固めていきたい。

帰宅して娘に聞く。
「冬期講習どう?」
 
娘は答える。
「それがね。いつものY先生じゃないんだよ。
超合わない感じの変な先生が来ちゃって、やる気なくなった。」
 
講習で別の先生が担当するのは珍しいことではない。
他の学年との兼ね合い等もあるのだろう。
 
受験生担当の先生、低学年担当の先生、早稲アカの先生はいつも忙しそうだ。
 
「その先生ね、声がとても大きくて、隣の教室の先生から『もう少し声を小さくしてください』とか言われちゃったんだよ。びっくりでしょ!。」
 
「ちょっと声が大きいどころじゃなくて、心臓が止まりそうな感じなの。私やだよ」
 
「しゃべり方も、変わってるの。」
 
「『つーまーりっ!』って伸ばしたり。あれ先生の口癖なのかな、変なところで伸ばしたりする口癖があるの」
 
「眼鏡かけているんだけどね、眼鏡をかけると目が大きくなりすぎて、眼鏡からはみ出るくらいなの。それも大きな声を出す時もっと大きくなるの」
 
「ともかく、早稲アカ中で、一番大きな声で、動きも変わってて」
 
「みんなビックリしちゃって、普段おしゃべりする男子も、しーんとなっちゃって」
 
「私、あの先生苦手だな。怖い」
 
「やだな。冬期講習早く終わらないかな。Y先生がいいなー。
優しいし、耳も痛くならないし、心臓もドキドキしないし」
 
娘が暗い顔をする。
なんだ、一体どんな先生なのだろうか。
何が激しいのだろう。

「教え方はどう?わかりやすい?」私が聞く。
 
「そうだな。授業のスピードが早い時はあるけど大丈夫。」
 
「先生のお話は面白いんだけど、喋りだしたら止まらない時もあるよ。でもお喋りの時間の方がまだいいな。」

かなり個性的な先生の様だ。一体、どんな先生なのだろうか。
 
その時は、個性的な先生に冬期講習を教わることになったというだけしか、情報がなかった。
 
まさか、この方こそ、後に娘の人生を変える先生になるとは、私も娘も夢にも思わなかった。
 

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