不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

初めての学校見学2。都立大泉高等学校附属中学校。

<初めての学校見学2>

 
グラウンドを半周し、すっかり満足そうな夫の顔を見ながら、校舎に入る。
 
受付の方の対応は、親切だったし、校舎の中も綺麗だった。
 
トロフィーが見えてきた。
夫がトロフィーのラックへ歩み寄る。
「文武両道か。いいね」
そう言って満足そうにうなずく。

丁度お昼の時間が近かったこともあり、良いにおいがしてきた。
食堂があるのかと思い、近くにいらした先生に伺うと、給食があるのだそうだ。
 
そうか。給食か。
受験をすると聞いて、真っ先に案じたのが、お弁当問題だ。
 
のまま公立の中学へ進めば、給食がある。
仕事との両立の面でも、小学校同様、給食があることは安心だった。
 
しかし、受験をするとなると、お弁当になる。
遠くの学校になればなるほど、早起きしてお弁当を作らなくてはならない。
 
今でも年数回の運動会や遠足のお弁当で大騒ぎだ。
毎日となると、かなり負担になるだろう。
 
大泉附属中の場合、給食があるのか。これは嬉しい。
 
教室のフロアへ上がる。
ここでは、授業の様子を見ることができる。
 
生徒達は、おしゃべりをしたり、よそ見をしたり、もちろん居眠りをしたりすることもなく、熱心に授業を聞いていた。
 
英語の授業をしていたクラスでは、男子生徒が、前に立ち、英語で発表をしていた。

時折、冗談も含めた発表の様で、クラスに笑いが起こる。
 
熱心に聞き、時折笑う。
明るい雰囲気でもあるが、度を越していない点も良かった。

校則は緩いのかと思っていたが、思いの他、きっちりしていた。

スカートの丈も長め。気崩している人もいない。
髪も染めてもおらず、パーマやピアスもおらず、質素な感じがした。
 
想像の中で、娘を席に座らせてみると、しっくりくる。

廊下には、ホテルマナーを学んだ時の写真が貼ってあった。

これも、私立ならではの教育だと思っていたので、都立一貫校で、ここまでやってくれるのは、大変嬉しく思う。
 
親として、必要なマナーは教えているつもりだが、やがて反抗期になるだろう。
学校で友達と楽しみながら、マナーを覚えたり確認したりできるなら、有難いことだ。

私としても想像以上の手応えで、大満足だった。
 
自宅への帰り道、知り合いに会った。

 「あら、お二人揃っておでかけ?」とその方に聞かれる。
 
「そうなんですよ。娘が受験したいというので、学校見学に行ってきました」と夫が答える。
 
「そう、どうだった?」とその方が聞く。
何と良い質問なのだろう。
黙って返答を待つ。

「広くて良かったですよ。あとは本人の頑張り次第ですね。」夫が答える。
 
ここまで来れば、もう大丈夫だ。
夫の答えに、胸をなでおろした。
 
 

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