<新5年理社スタート>
理社の授業が始まった。
受験を始める話になってから、今までずっと理社について調べていなかったし
娘がどれくらいできるか不明だ。
娘がどれくらいできるか不明だ。
また小学校の成績や、先生の評価から予想していった振り出しに戻る。
夫に勉強を任せたので、最初の組分けテストまで、成績がどうなるか予想もつかない。
授業の様子だけでも聞こうと、その日も楽しみに帰宅した。
「どうだった?」算数と同じように聞く。
「それが」またしても娘の声が小さい。
「算数の先生の話、したよね。苦手だって。怖いって」娘が続ける。
うんうんと聞く。
「入ってきてびっくりしたんだけどね。理科まであの先生なの!」と娘が言う。
「これ見て。算数よりも、めっちゃ多い宿題が出されたよ」と、私にすぐに、見せるつもりだったのだろう。
既に机に宿題が出してある。
理科の宿題は算数よりボリュームがある。
冊子形式になっており、算数よりもっと細かい。
冊子形式になっており、算数よりもっと細かい。
日付指定はもちろん、〇月〇日朝、とか〇月〇日夜など、時間指定もある。
授業のある日は朝だけ、授業がない日は朝と夜など、一瞬の隙もないような、細かさだ。
授業のある日は朝だけ、授業がない日は朝と夜など、一瞬の隙もないような、細かさだ。
一クラスはどれくらいだろう。20人くらいだろうか。
その人数分、問題集を作り、生徒の為にホチキス留めして渡していらっしゃるのか。
他に算数も、他学年の担当もしているのに。
他に算数も、他学年の担当もしているのに。
ホチキス留めは大型複合機の機能かもしれないが、それでも沢山の時間がかかっているに違いない。
きっと早目に出社されているのだろう。
その先生の気合と心意気に頭が下がる。
娘の心細い印象とは真逆で、私としては、有難いという言葉の方が先に頭に浮かんだ。
小学生の子供が馴染みやすい様に、この宿題の問題集は平仮名で「すーぱーさっし」と書いてある。ユーモアを感じる。
厳しい時は厳しいが、色々と面白い冗談もおっしゃるらしいし、テキストの課題に関係する豆知識や先生の自己紹介なども話してくれるらしい。
圧倒的な存在感の裏にある、先生の努力がうかがえた。
良いんじゃないだろうか。
娘の不安とは反対に、私は希望を持った。
娘の不安とは反対に、私は希望を持った。
娘のまわりは、ピアノの先生を除き、優しいタイプの先生ばかりだった。
それはそれで良かったが、
時には、活を入れ、ビシバシとしごく、そんな情熱的な先生との出会いも大切だと思う。
時には、活を入れ、ビシバシとしごく、そんな情熱的な先生との出会いも大切だと思う。
私はそういう熱い先生によって人生が変わった。
出会えたことは運命かもしれない。
もしかしたら、このおっとりした娘が、もっと強くたくましく、変わっていくきっかけになるかもしれない。
明るい希望を胸に、その日は眠った。