不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

新5年。理社パパ塾の誕生。早速始まった親子喧嘩。

<パパ塾>

 
年末年始、夫が最高に機嫌が良い時に、理社のフォローをお願いしていた。
 
「大変そうだし、その間寝ていて良いよ」と言ってくれた時には神に思えたものだ。
週末3人で予定を考える。
 
「午後1時から5時までは理社の時間としてもらうね」夫も張り切った様子を見せてくれている。
 
さあ、どうしよう。
全て任せて、外出しても良いものだろうか。
 
少し心配になり、しばらくコーヒーを入れたり、お茶菓子を用意しながら、様子を見ていたが、思い切って隣の部屋で本を読むことにした。
 
隣の部屋で座りながら、試行錯誤の子育ての時を思い出す。

夫はあれこれ口を出されることが、あまり好きではない。
やり方を否定されることも好きではない。
 
それなら自分でやれば?という展開になってしまうのだ。
 
何度も喧嘩を繰り返してきたのだ。同じ展開は望まない。
 
一緒にやりながら、この方がうまくいくかもしれないね、と、夫婦でアイディアを出しあい、
互いのやり方や行動を尊重しつつ、徐々に工夫してやり方を変えていく方が、角も立たず合理的だ。

また、夫が優れている点は、言葉の限り褒めて感謝することも大事だったことを改めて思い出す。
 
しばらくは地理について、説明している声がした。
順調そうだ。
 
そう思ったのも束の間。30分も経っていないうちに、言い合いが始まった。
 
思春期の女子だから、お父さんとぶつかるというより、兄弟喧嘩の様な言い合いをしている。
 
「パパが悪い」「パパは悪くないだろ!」そんな声が聞こえる。
 
1時間たった。
 
大丈夫だろうか。コーヒーのお替りを入れるふりをして、部屋を出る。
机の上にはメモが山積みになっていた。
 
二人に任せて無視しようと思ったが、さすがに訊ねてしまう。
「このメモは何?」
 
「パパが社会教えながら寝ちゃうんだもん!」と娘が怒る。

「パパが寝ようが寝まいが関係ないだろう。その間、暗記したり、問題を解いたりすればいいじゃないか。お前の受験なんだぞ」と夫も言う。
 
机のメモには夫への苦情が書いてあった。

寝ている夫を起こさない気遣いなのだろうか。
笑ってしまうのをこらえる。
 
「パパへ。パパが寝ぼけていると、私も眠くなってきちゃうので、寝ないでください」

「パパへ。どうしても寝る時は、最初から15分寝るよと言ってから寝てください」
 
そうか。ふと夫の話を思い出す。
夫は会社で早めに食事を済ませ、仮眠をする習慣があると言っていた。

食後すぐの時間を休憩なしで、夫と娘のコマに充てるのは非効率かもしれない。

この話はあとで二人の時にしてみよう。
 
「まずはありがとう。おかげ様で久しぶりに休めたよ」と夫にお礼を言う。

「ちょっと二人は距離を取った方が良さそうだから、先に算数やろうかな」と声をかけ、算数に切り替えた。
 
夫に理社を任せて、大丈夫なのだろうか。
不安がよぎった。
 

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