不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

先生とコミュニケーションを取る。授業後の第一声を聞くにはどこにいれば良いのか考える。

<目を見て話すこと>

 
私は考えていた。

どうしたら、多忙な先生方とちょっとしたコミュニケーションを取れるだろうか。
 
どうしたら、私達を見かけた際「そういえば、今日満月が・・」とか、「最近の満月が・・」とかお話いただけるだろうか。
 
やはり、フェイス トゥ フェイスが一番ではないだろうか。
目と目を合わせ、軽く会釈するだけでも良い。
目で、先生ありがとうございますという気持ちだけでも伝えていきたい。
 
以前の担任の先生は入塾テストでお世話になったが、
そもそも、新しい担任の先生は私達の顔すら、ご存知ないかもしれない。
 
まず先生にご挨拶から始めるべきだ。
 
顔を覚えて頂いたとして、特に先生が特に言うべきことがない日であればそれで良い。
こちらから挨拶だけでもするべきなんじゃないだろうか。
 
早速、夫に話す。
「気持ちはわかるし、良い考えだと思うんだけど、あのベンチ嫌なんだよね。気まずくて」
 
やはり、誰しも同じ意見なようだ。あのベンチの心地悪さは、よくわかる。
しかし、見方を変えると、他の方と差が付けられるチャンスかもしれない。
 
「そうだよね。仕事帰りで疲れているしね。」
 
「でも、今こそ、あなたのお仕事能力を発揮してもらえないかな。」
 
「人と話すのが苦手だったり、疲れてお話する気分じゃない親御さんもいらっしゃると思うんだ。」
 
「だからこそ、そこを私達は頑張ろう」と熱く語った。
 
「先生とは、面談の時に話せばいいんじゃない」と夫が言う。
 
「うん。そうだね。面談の時はもちろん話すけれど、ちょっとしたその日の一言を取りこぼしなくキャッチアップしたいの。」
 
「それにね。先生にも、『この子のすぐ後ろには親がいる。何かあったら迎えの時話そう』と私達が、すぐそばにいる身近な親だと知っていただきたいの。」
 
「用がある時に、先生を訪ねれば良いのではないか」と夫が言うのは当然の主張だ。
でも、何とか理解してほしい。
 
結局、私が絶対譲らないので、わかったよ。と夫が折れてくれた。
 
それから2年間。
最寄りの校舎のベンチで私達夫婦のどちらか一方が、娘が出てくるのを待った。
6年生になってからは、夫の出番が圧倒的に多かった。
 
時には急に質問がしたいとか、急に補習が入ったりして、ベンチで長時間待たされることもあった。
 
にもかかわらず、迎えに来ていることや、待たせていることに、娘が感謝もせず、ちゃらちゃらしていると、俺は誰のためにやってるんだと、夫が怒ってしまうことも多々あった。
 
時には校長先生が部下に叱責なさっていることもあった。
先生方が作業するバックヤードでもあるのだ。
私達に気を使っているどころではない、緊急なこともあると思う。
 
そういう時は、ご迷惑にならないよう、見ないように、一層深く本に目を落としたし、実際、内容までは聞こえなかった。
 
しかし、この、粘りのベンチ待ちにより、少しずつ変化が現れ始めたのであった。

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