不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

24時間ママ塾始動!事件をきっかけに、変わっていく流れ。

<変わっていく方向性>


不法侵入の事件後、娘の男性に対する恐怖心を、完全に拭い去ることはできなかったが、
学校や塾の生活の中、異性の先生と接することで、少しずつ緩和されていったように思う。
 
加えて、早稲アカの熱血H先生は、相変わらず大きな声の熱血授業だったし、授業後に希望者を募って理科の補習も始まった。
算数も「レベルアップ」という週末の無料補習が開かれた。
 
娘はH先生が開催する授業の全て参加したがった。一瞬も逃したくないのだそうだ。
しかし、この結果、随分と救われたようだった。
 
夫も事件以降、塾への迎えに行ってくれるようになった。
これも私や娘にとって、大きかったと思う。

一方で、学校のトラブルはしばらく続き、娘は男子という存在に、日に日に、うんざりしていた。

誰かが「そういうことしちゃ駄目だよ」と、余計なおせっかいをする度に、炎上するようだった。
 
「いい?男子に注意すれば良いというものでもないの。簡単に相手を変えられると思わないで。」
 
「〇〇(娘の名)は先生じゃないよ。その子のお母さんでもないよ。そんなに簡単に人は変えられないよ」
 
私は娘に常にそう言っていた。
 
不法侵入のことがあったばかりだ。
これ以上トラブルに巻き込まれたくないというのが本音だった。
 
娘も、それはわかっている様だった。
 
しかし、男子の悪ふざけに対しても、男子同士の喧嘩に対しても、口を出さなくても、ストレスになっていたようだ。
 
ある日、娘が帰ってくるなり、こう言った。
「あー!男子のいない学校に行きたい!」
 
ここで私はうっかりと「ふーん。じゃぁ、女子校ね」と言ってしまったのだ。
安易な発言だった。
 
「どうしたの?」とか「塾の男子にはそう言わないじゃない。」とか「男子も色んな性格の人がいると思うよ」とか気の利いた言葉を言うべきだった。
 
しまったと思った時にはもう遅かった。
「女子校?」すぐさま娘は食いついてきた。
 
実のところ、私は女子校出身なので、娘が女子校を目指したいと言っても大いに賛成だ。
私は母の選んだ学校へ行ったので、おそらく母も女子校に賛成だろう。
 
しかし、問題は夫だ。夫は共学派なのだ。
 
私立を視野に入れるところまでは話せたが、女子校も視野に入れていこうという話はできていなかった。
 
「そういえば、ママって女子校なの?」娘が聞いてくる。
 
娘の顔を見つつ、ちらっと時計を見た。
塾への出発まであと30分あった。
 
 

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