不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

売買損益の文章題 後編。結局、他の単元の7倍かかったバイソン。あきらめないで粘る。

<バイソン文章題その2>


 「じゃあ、次の問題に行ってみよう」と私が言う。
 
売買損益の次の問題はこんな感じだ。
 
『ある品に、仕入れ値の3割5分の利益を見込んで定価を付けました。
ところが売れないので、定価の2割引きで売ったところ、80円の利益になりました。
この品物の仕入れ値はいくらでしょう』
 
「ママ、さっき書いた紙をもう一度見せてくれる?」
娘が白紙を見ながらしばらく考え込んでいる。私は黙って様子を見守る。
 
あまりに時間がかかる時は、追い風を吹かせたり、こっそり風向きを変えたり、
本人が気がつかぬ様に、船の進行方向を変えているが、基本的には、自発的な動きは、なるべく制しないようにしている。

「まずは仕入れ値が①でしょ」娘がつぶやく。
「定価は丸1.35でしょ。」
 
怒涛の未習単元ママ塾の際、比について、割とみっちりやったこともあり、〇割〇分と聞いて、すぐに数値にできるのは嬉しい。
 
「でも、ここで定価は出さなくて良いんだったね、定価の2割引きだから、えーっと、
1.35×0.8で、売り値は丸1.08だ!」
 
「そう!!よくできました。どんどんバイソンが解けるようになってるね!」私も喜ぶ。
 
仕入れ値が分からないと、ここまでしかわからないよ。もう少しでわかりそうな感じもするんだけどな」
 
娘が悔しがる。
 
ちらっと時計を見た。もうここは教えてあげて進んだ方が良さそうだ。
 
「オッケー。定価の線を①とすると、売り値の線は1.08って言ってたね。
線分図の差で見たらどれくらい差がある?0.08だね。」
娘がうなずく。
 
「利益はいくらだっけ?」と聞くと「80円だよ」娘が答える。
 
「そう!だから、この線分図の長さが違う0.08が80円ってことになるんだよ。」
 
「そっか!だからH先生は、線分図で書くんだね!」と、すっきりした様だ。
 
「丸0.08が80円なら、①はいくらになるか計算してみて」というと、頑張って白紙に計算していた。

「1000円だ!」
 
ようやくできた娘の顔は元気いっぱいだった。
 
「そう!これで、今回習ってきたことは全部解けたよ。あとは何度もやってみよう。
どうバイソンは?」と私は聞く。

「私、好きになってきたよ!!これからは頑張って解いてみるよ!解けると格好いいしね!」と、娘が、はにかみながら答えた。
 
結局、この日習ったことを自分のものにするまでには、1週間かかった。
 
しかし、基礎を7倍かけて反復したことで、最初から得意だった食塩水に次ぐ、第2の得意単元となったのだった。
 
 

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