不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

ベネッセ進学フェア_国際フォーラム1_懐かしき顔

<ベネッセ進学フェア_国際フォーラム1>

大妻女子中学高等学校へ見学に行った話をした後、
娘はやはり自分も学校を見たいと言うようになった。

気持ちは分かるが、時間は限られている。
 
そんな中でベネッセ進学フェアが行われた。
大量のパンフレットを持ち帰りたかったので、夫と行こうと思っていたが、
思い切って娘と二人で行くことにした。
 
娘とこうして電車で二人きりで出かけるのは久しぶりだ。
私はいつもの紺のワンピース、娘も半袖のシンプルな紺のワンピースを選んだ。
お揃いみたいだねと、何となく娘もはしゃいでいる。
 
電車の中で話をする。
今回の目的はパンフレット集めであり、端から順番に、受ける可能性がある学校のパフレットを全部もらって来ようと思っていること。
疲れてしまうので、長居しないつもりであること。
 
迷子には絶対に気を付けること。
どこかの学校で声をかけられたら、私のことを呼び、一人でお話を聞かないこと。
誘拐など危険が迫ったら、携帯のブザーを鳴らすこと。
 
当時、娘の携帯はマモリーノというキッズ携帯だった。
携帯には緊急用のブザーが付いており、音と同時にセコムにも通知される仕組みだ。
 
私の緊張感に、娘は大袈裟だという顔をしていたが、
有楽町の駅から国際フォーラムに向かった瞬間、意味が分かったようだった。
人数の多さに圧倒されている。
 
「よし!行こう」と言って娘と入った。
二人とも気合は十分だった。
予定通り、手際よくパンフレットを集める。
 
半分以上集めた時、ふと、私が足を止める。
遠くに母校の担任の先生が見えたのだ。懐かしい。
 
「ごめんね、ちょっと寄り道していい?」と娘に言う。
 
近付くと、入り口の先生が「ご質問ですか」とおっしゃる。
「いえ、先生の教え子なので、ご挨拶したいと思いまして」と私は答える。
担任の先生が、その声に気が付いて顔を上げる。
 
その懐かしい顔ときたらない。
 
つい、学生気分に戻り、「〇〇(先生のニックネーム)~!」と言って、手を振る。
先生も立ち上がって「よお!お前!何してるのー!」と元気におっしゃる。
 
先生は、「え?娘さん?そうか。もうそんな歳か。」とか「娘さん、そっくりじゃん!」とおっしゃっていた。
私は「先生変わってなーい!」とか、「〇〇も〇〇もみんな元気で、もうお母さんだよー」と、すっかり学生気分になって、敬語も忘れて話し、はしゃいでいる。
 
最後に、「後で戻ってきてな!約束だぞ!」と先生はおっしゃり、
私も、「あはは!はーい!」と言って去った。
 
娘はあっけに取られていた。
娘の知らない私」、そのものだったからだ。
 
この出来事は、娘の未来に大きな影響を与えることになった。
  
 

にほんブログ村 受験ブログへ にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(早稲アカ)へ  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(サピックス)へ  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(自宅学習組)へ  ブログランキング・にほんブログ村へ