<ベネッセ進学フェア2>
母校の先生と別れた後、「ごめんね。寄り道しちゃって」と私は娘に言い、
すぐにママの顔に戻った。
いや、戻ったつもりでいたが、実際は楽しそうな顔をしていたに違いない。
娘はじろじろと私の顔を見ている。
すぐにママの顔に戻った。
いや、戻ったつもりでいたが、実際は楽しそうな顔をしていたに違いない。
娘はじろじろと私の顔を見ている。
「よし!引き続き頑張って集めようね!」声をかけ、またパンフレットを集め始める。
ふと声がかかる。十文字中学校だ。
親切で明るく、人を引き込むお話に、ついつい私も娘もそのブースへ伺ってしまった。
名前を書いてパンフレットもいただいた。
親切で明るく、人を引き込むお話に、ついつい私も娘もそのブースへ伺ってしまった。
名前を書いてパンフレットもいただいた。
卒業生が今どんな職業で活躍しているか話してくださり、娘も真剣に聞いていた。
名前を書いて、パンフレットやシャープペンをいただいた。
名前を書いて、パンフレットやシャープペンをいただいた。
これが十文字中学校との最初の縁だった。
この先、十文字中学校は、ここで書いた名前や住所を元に、熱心にハガキをくださった。
とても可愛い手書きのイラストと、手書きの案内(手書きをプリントアウトしたもの)だった。
私は手紙を書くのが好きだが、いただくことは、もっと好きだ。
とても可愛い手書きのイラストと、手書きの案内(手書きをプリントアウトしたもの)だった。
私は手紙を書くのが好きだが、いただくことは、もっと好きだ。
十文字中学校においては、このお手紙により、熱心で優しい学校だと、日増しに印象が良くなり、終盤は受験校の候補となった。
ご縁というのはどこにあるか、わからないものだ。
ご縁というのはどこにあるか、わからないものだ。
娘が「先生とお話することもできるんだね」と言った。
私が「お話してみたい?」と聞くと、「うん」と娘が即答する。
私が「お話してみたい?」と聞くと、「うん」と娘が即答する。
「じゃあ、ここから先の学校で、話してみたい学校はある?」と聞いてみると
地図を見ながら、ブースの様子をきょろきょろと探す。
地図を見ながら、ブースの様子をきょろきょろと探す。
そして、「あの学校にする」と頌栄女子学院中学高等学校を指した。
私も、娘がどんな質問をするのか興味があった。
娘は緊張しながらこう言った。
「いじめはありますか?」
「いじめはありますか?」
そうか、やはりいじめについては、本人も心配なのだと思いながら聞いている。
先生からは意外なお返事をいただいた。
「日本では、他と違うことで、目立ってしまったり、それによっていじめがあったりしますね。
頌栄女子学院は、帰国生が多いので、いじめはありません。
他と違っていて当たり前。別に気にしないという考えの人が多いですから、いじめはないのです。
「日本では、他と違うことで、目立ってしまったり、それによっていじめがあったりしますね。
頌栄女子学院は、帰国生が多いので、いじめはありません。
他と違っていて当たり前。別に気にしないという考えの人が多いですから、いじめはないのです。
色々な生徒がいます。そして、どんな生徒にも必ず居場所があります。それが頌栄です」
娘の顔はパッと明るくなった。
私は驚いた。考えても見なかったからだ。
職場で出会った帰国子女は、どちらかというとハッキリ物事を言うので、時にきつくも感じ、帰国子女の多い学校は娘には合わないだろうと勝手に思っていた。
しかし、確かにその方も、さばさばしていて、陰で文句を言ったりはしない。
職場で出会った帰国子女は、どちらかというとハッキリ物事を言うので、時にきつくも感じ、帰国子女の多い学校は娘には合わないだろうと勝手に思っていた。
しかし、確かにその方も、さばさばしていて、陰で文句を言ったりはしない。
むしろ楽しく陽気だ。
娘の偏差値では、届く可能性がほぼない学校だが、一度見てみるのも良いかもしれない。
そう思いながら、私達は、国際フォーラムを後にした。