不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小5の夏休み。林間学校中のママ塾の休暇。気が付いたこと、夫との約束。

<ママ塾の休暇>


初めてのママ塾の休暇は、何だか気持ちが落ち着かなかった。

 

とりあえず娘が出かけた後、二度寝したが、起きた時に
「あれ?今日は何をやるのだ?えっと、算数は何だっけ?お弁当?」と混乱し
ふと我に返って、笑ってしまう。

 

夫から「娘がいない間、ママ塾も休んだら?」の提案を受けた際、
夫にもう一つ言われたことがある。

それは、「折角休むのだから、受験と娘の話をするのをやめてみよう」という話だ。

 

確かに、今の私は、無意識だと、すぐに受験の話題を口にしている。

意識して避けなければならなかった。

 

私が仕事を辞めると言った際、

「家に帰って、ご近所の噂話を聞かされような生活は嫌だ」と言っていた夫だ。
噂話は取り越し苦労だったろうが、

予想に反して、受験の話は多く、夫もうんざりしていたに違いない。

 

何も知らない受験の世界は、全てが新しく新鮮だった。
つい、何かを知る度に驚き、嬉しく喜んで

「今日ね、こんなことを知ったの!」と言うこともあれば
「この学校で、こんなお話があったの!素敵だよね」などと、言ってしまった。

 

反対に、娘が荒れて手に負えない時、勉強が行き詰った時などは、

完全に自分の世界に入ってしまい、心配をかけていたかもしれない。

夫の提案を聞いて反省した。

 

お洒落をして映画館に向かった。
娘が受験勉強を始めてからは、ほとんど映画館に来ていない。

 

映画を見る趣味を忘れていたし、「それどころじゃない!受験生の母たるもの遊んでいる暇はない!」と自己暗示をかけていたのだ。

 

久しぶりの映画は、大音量が耳だけではなく体全体を支配していく。

大きなスクリーンに映し出される色鮮やかな世界と、

重低音が鳴り響く映画音楽に身を委ねていれば良い。

次第に他のことは考えなくなっていった。

今はこの世界に浸ろう。

 

映画のお陰で、久しぶりに夫婦で映画の話も沢山できた。
予告で流れていたあの映画も見たいとか、誰それは貫禄が出て良いとか、

あの監督の新作が出るなんて知らなかったとか

受験が始まるまで日常的だった会話をおよそ半年ぶりにした。

 

それ以外にも、夫の仕事の話や、興味を持っていることにについての話も

ゆっくりと聞くことができた。

 

私は少しおかしくなっていたのかもしれない。

 

受験というレースに突如参加することになり、

レーニングもしていない娘を選手として出場させなくてはならず

自分も素人なのに、そのレースを全力で伴走してきた。

右も左も分からずに。

何も考えずに。

 

力ずくで進もうとしすぎていたのかもしれない。

自分が力み過ぎていたことに、ようやく気が付いたのだった。

 

 

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