<早稲アカ合宿スタート。リビング学習について考える>
早稲アカ合宿の朝はすぐにやってきた。
「どうしよう、誰が同じ部屋なのかな」と珍しく不安そうだ。
学校と違い、メンバーや班が事前にわからなかったので心配なのだろう。
「大丈夫だよ。今までだって、色んな所に一人で参加したじゃない。
ママは勉強漬けの方が心配だけどね。寝ないでね。あはは」と言うと、娘は笑った。
バス停まで送ると、先日YT週テストを教えてくれた、私の尊敬するママさんがいた。
こうやって、頻繁に会えるご縁が嬉しい。
バスに乗り込んだ娘達を見送りながら、立ち話をする。
ママさんの友人が合宿先に住んでいらっしゃるのだそうだ。
娘の集合場所だけでも数台あったバスだったが、
同様に各出発地点からバスが集まり、最終的には全てのバスが集結する。
そして、合宿先の町は、「早稲アカにジャックされた」光景になるのだそうだ。
本当にこのママさんのお話はテンポが良くて面白い。
朝から大笑いした。
笑わせてくれる人というのはとても大切だと思う。
明るい気持ちで家に帰った。
部屋を掃除した後、リビングを見ていたら、ふとテキストやプリントが気になった。
普段私達はリビングで勉強をしている。
仕事も勉強も、スペースは広い方が楽だからだ。
会社だって、ホワイトボードは何面かある方が使いやすいし、
デスクも大きく使える方が楽だ。
しかし、リビング学習は、どうしても散らかってしまうことが悩ましい。
夫は明らかに不快な顔をしていた。
物が少なく、整っていて、広く見える状態が、夫の理想だ。
現状は真逆で不快らしい。
「本当に邪魔だ。」と事あるごとに、夫に苦情を言われていた。
深夜、また私が勉強することもあり、
教材は山積みにしたまま、サイドテーブルに置いていたのだが、
確かに、小5に入り理社が増えた今、教材も増えてきた。
テスト前の時間がない時は、必要なものだけ、すぐに取り出せる方が良い。
パソコンでいう「フォルダ分け」ができればよいのに、と思う。
どうしたら良いだろう。
そうだ、いっそ、思い切ってリビングに本棚を置くのはどうだろうか。
確かにこのリビングに、予習シリーズは合わない。
しかし、本棚を置けば、テキストもプリントも散らからない。
そして、小5上、小5下、小6上、小6下、過去問、プリントと一目瞭然にし、
都度終わったら戻すようにすれば、むしろ効率は上がるのではないか。
私は見取り図を描き始めた。
夫が帰宅前に本棚案をまとめて、この話をしよう。
娘がいない今こそチャンスかもしれない。気持ちが踊った。