不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小5の夏休み後半。地雷に気を付けながら、走るのだ!

<走れ!夏!!>

二人の息がぴったりあうタイミングは滅多にない。
一秒も無駄にはできなかった。

 

やる気に満ち溢れていたとしても、そこはまだ11歳だ。

娘は、大人びた子どもではなく、
自己管理が素晴らしくできるタイプでもない。

 

何より、このやる気がいつまで続くかもわからないことが、恐怖でしかない。

 

小5になって何度も悩まされた、
爆弾の様に、突然やってくる、やる気スイッチの故障。

 

その地雷がどこにあるのか、まだ見極められていなかった。


折角入ったやる気スイッチがオフにならないよう、慎重にスケジュールを立てていく。

 

まずは、帰宅後の娘にやりたいものは何か、聞くことにしていた。

娘は帰宅後が一番嬉しそうだ。

 

意気揚々と、塾リュックから今日のテストや宿題ノート、

そしてH先生にもらったプリントを取り出す。

 

「見て!今日もH先生にプリントくださいって言ったの!」娘が言う。

 

「待っている間に、Y先生とか、Kさんと話したんだ。

『おー満月!頑張ってるな!』とか『夏らしい、素晴らしい顔をしていますね』

って褒められちゃった!

 

あとは、今日は〇〇ちゃんが先生に質問してたよ。

私も質問したいなー!!今日の勉強で、何か質問する問題出るかなー」

 

そうか。

入塾当初は、あんなに緊張していた先生への質問も、

今となっては、わざわざ何か質問する問題がないか考えるほど

H先生の所へ行きたいのだなと微笑ましく思いながら

「すごい!すごい!!」と私も喜ぶ。

 

話しながら、娘は白紙に
「①宿題
 ②プリント
 ③バックアップ(テキスト)のコピー」と書き込んでいる。

 

「ふんふん。なるほど。いいね!じゃあ、今日はこんな感じでやろうか。」と言って、

私の準備したスケジュールの中に、娘がやりたいと言った勉強を挟み込んだ。

 

実は、毎日やりたいことはさほど変わらないので、
あらかじめ、大体の時間は決めてあるのだが、
これは、『一緒に勉強の予定を作って、一緒に勉強する』と、

本人に思ってもらう為のひとつの演出だった。

 

娘は『 Let's 』の形で声をかけるのが一番やる気が出て、

取り掛かりも作業時間も早い。

 

「〇〇やってね」「〇〇やっておいてね」という言い方をすると、
一人でできないことはないのだが、無駄に時間がかかってしまうし、

下手をするとその間に、やる気がなくなってしまう恐れもある。

 

一瞬の隙も見逃したくなかった。

 

さあ勉強を始めようというタイミングで、

娘は、はっと気が付いて本棚に走って行った。

 

そして、大切そうに、ハチマキを持って、ニコニコと笑って戻ってくる。

 

思わず私も微笑んだ。

そうして、夕方のママ塾が始まった。

 

 

 ↓ランキングに参加しています。いつも応援して下さりありがとうございます。
 にほんブログ村 受験ブログへ にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(早稲アカ)へ  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(サピックス)へ  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(自宅学習組)へ  ブログランキング・にほんブログ村へ