不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小5秋。理科のK先生との初めての電話。先生が神様に思えた日。

<理科のK先生との電話>

 

早稲アカの先生は、授業の合間に折り返しの電話をかけたり

生徒の質問対応をしたり、かなりお忙しい。

 

なかなか電話が繋がらないものなのだが

この時は、すんなり先生に電話が繋がった。

 

「小5理科の満月の母です。いつもお世話になっております。
実は、先生をお力添え賜りたく」と切り出す。

 

最初の電話にも関わらず、思いつめた私の口調に先生が驚かれる。

「どうなさいましたか?」と先生が優しい声でおっしゃる。

 

私は説明する。

娘は人見知りで、先生とうまくコミュニケーションが取れないようなので

質問させる機会をいただきたいこと。

 

一つ下のクラスでは基礎問題までの反復で、偏差値55まで上がったが、
今は練習問題が解けず、成績も下がり、

理科に苦手意識が芽生えてきてしまっていること。


この頃の私には、だから、先生こうしていただけませんか。
と提案できるところまで、できなかった。

それが電話を躊躇していた理由でもある。

 

先生はとても穏やかに「なるほど」「そうですか」と相槌を打ってくださった。

 

そして、私話し終えた後、ゆったりとこうおっしゃった。

 

「まずは、宿題についてですが、
宿題はクラス全体に向けてのものなので、クラスには今まで通り伝えます。

宿題連絡帳にそのまま書いて、構いません。

しかし、個人的には練習問題はカットしましょう。

宿題は集めるか、回って確認していますので、

他のお子さんの目も気にならないはずです。」

 

「まずは、満月さんは、基礎問題の反復を重視し、成績回復を目指しましょう。

そして、元の成績に戻ってから、練習問題を解きましょう。」

 

宿題を個人的に減らしてもらえることなど

想像もしていなかった私は、驚くばかりだ。

 

やらなくてはならない宿題を終えられないことは、娘にとって強い負担だ。

しかし、先生にそうおっしゃっていただけるのなら、

娘の肩の荷が下りるだろう。

 

娘の「提出しなきゃ。間に合わない。でも解けない。きー」となる

今の負の連鎖を断ち切れるかもしれない。

 

「ありがとうございます!!」私は瞬時に言う。

 

「それから、質問の件ですが、質問は大歓迎ですよ。

曜日によって余裕がない日もあるので、月曜日が望ましいです。

 

でも最初から、「質問があります」と僕に声をかけるのは、

勇気がいりますよね。


満月さんは、その為に質問ができないかもしれないので、
慣れるまで、「毎週月曜日は補習」と言う形で決めてしまいましょう。

早速今日、僕から声をかけてみますよ。

 

お母さんは、娘さんがわからない問題を、

毎週月曜日にまとめて持たせるようにしてください」

 

とK先生はおっしゃった。

 

「ありがとうございます。ありがとうございます。」

そう言って、涙を流しながら電話を切った。

 

先生が神様に思えた。

 

 

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