<鷗友学園女子中学校の見学1>
鷗友学園女子中学校がずっと気になっていた。
娘の偏差値では到底及ばない学校であることは分かっているが、
あらゆる層の学校を見て回りたかった。
鷗友学園女子中学校は、
校内見学やオープンキャンパス、説明会、何度も申し込んだのだが、
なぜかその日に限って外せない用事ができてしまい、
参加できないことが重なっていた。
時間は刻一刻と過ぎていくので、私は焦っていた。
しかし、ある日、鷗友学園女子当のホームページをくまなく見ていたところ※、
「日曜日・祝日・年末年始を除き、随時見学を受け付けています。
平日・土曜日は9:00~17:00です。お電話でご予約下さい。(中略)
日時の調整をさせていただきます」と書いてあることに気が付いた。
善は急げと、思い切って電話をしたところ、
近い土曜日に校内見学をさせて頂けることになった。
何とありがたいお話だろう。
本来であれば、まずは私が一人で説明会に出席。
その後夫と一緒に、更にその後娘と一緒にという形が理想だったが、
この際そんなことは言っていられない。
折角のチャンスを無駄にしたくなかったので、最初から3人で行くことにした。
鷗友学園女子中学校は、小田急線の経堂駅から徒歩13分くらいのところにある。
初めて小田急線に乗る娘は、何だかそわそわとしているように見えた。
私も経堂駅に降りたことはあるのだが、全体的にあまり土地勘がなく
かなり道に迷ってしまい、着くころには三人ともぐったりしていた。
夫はいつもかなり早めに家を出る習慣があるのだが、
今回はそのおかげで助かったことになる。
ようやく学校へ到着し、受付の方に見学の旨を伝えると、先生が出ていらした。
わざわざ先生がご挨拶の為に来てくださったと嬉しく思った。
しかし、更に驚くべきことに、私達の為だけに学校を案内して下さるのだと言う。
何て親切な学校なのだろう。
キリスト教の学校なのだろうか。
そう思い歩きながら伺ってみると
鷗友学園女子中学校はキリスト教の学校なのではなく、
全てのカリキュラムの基盤としているのだそうだ。
途中、ヘッドフォンをしながら、
英語のペーパーバックを熱心に読む生徒さんに出会った。
先生が話しかける。
「今読んでいる本を見せてくれない?」
生徒さんは、読んでいた本を見せてくれる。
鷗友学園女子中学校では、英語の本を積極的に読むよう、
指導があるのだそうだ。
具体的には、中学1年から、授業中に自分で好きな本を選んで読む「多読」を取り入れているらしい。
学校には18,000冊以上の英語の本が用意されており、
中学3年間で100万語以上読むことが目標としているというお話だった。
本には、レベルが記されているので、
少しずつ難易度の高い本に挑戦していけるという。
また、中学1年から高校1年まで、
ネイティヴ・スピーカーの先生の授業もあるらしい。
娘は英会話は小さい頃習っていたが、ほぼ身になっていないが、
初心者から入っていけそうな印象を受けた。
※2017年のホームページの情報です。