不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小5。吉祥女子中学・高等学校オープンキャンパス

<相性とは何だろう。吉祥女子中学・高等学校オープンキャンパス

 

少し時期は異なるが、
頌栄女子学院や、鷗友学園女子と同じ、四谷大塚偏差値60位のレベルとして
吉祥女子中学も気になっていた。

 

こちらも、娘が到底かなう偏差値の学校ではないが
半数が理系へ進学するという実績と、

早稲アカからの合格者が多いことも魅力的だった。

 

最寄りの駅は西荻窪から徒歩13分。
都内にも関わらず、プールに、グリーンコート、トレーニングルームなど運動施設も広い。


何より、建学の精神「社会に貢献する自立した女性の育成」という言葉に惹かれていた。

「知的研究心を育むこと」「言葉と行動に責任を持つこと」「互いの価値観を尊重すること」
吉祥女子が大切にしている教えは、普段、私達がとても大切にしていることばかりだ。

 

説明会はタイミングが合わず、先に一人で行けなかったので、

思い切ってオープンキャンパスに三人で行くことにした。

 

学校の周りを歩きながら、都内とは思えない施設の大きさに圧倒された。

校門をくぐると、元気な部活の練習風景が目に飛び込んできた。

夫が歓喜の声を上げる。

 

 

校内に入って、しばらくした時のことだ。
娘が私の腕をひっぱる。

「ママ、帰りたい」

 

私は状況が飲み込めず、具合が悪いのかと娘にたずねると

そうではないと口ごもった。何だろう。

 

夫は聞こえていなかった様で、コートに向かって元気よく先へ進んでいる。

私は少し考えたが、

生徒さんが案内して下さる校内ツアーに参加してみようと二人に言った。

 

生徒さんの説明は分かりやすく、手際よく校内を案内して下さった。
キビキビした様子が素敵だ。

 

理科室も図書室も充実していたし、丁寧な進路指導についても興味深かった。

私の心は踊った。

 

この時、私は全く娘の様子を気にしていなかった。

ようやく見学に来れた学校なので、お話を真剣に聞いて、

校内の様子を見ることで精一杯だったのだ。

 

校内見学ツアーが終わって、少し離れた時のことだ。
今度は夫にも聞こえるはっきりした声で娘が言った。

「パパ、ママ、もう帰りたいの。」

 

「え?まだ来たばかりじゃない。奥の施設も見てみようよ」とか

「パパも折角来たから、もう少し見たいよ」とそれぞれが言う。

しかし娘は譲らない。

 

徐々に涙目になりながら、「ここには、私の居場所がない」と繰り返すのだ。

 

「ママ、分かってよ。きっとここは、Rちゃんみたいな人が合っている学校なんだよ」

 

Rちゃんは成績優秀、運動神経抜群、活発で何でもできる。

例えていうなら学芸会の主役になれるような同級生だ。

 

おっとりした娘とは、ぶつかることもあったが、仲が悪いわけでもない。

先生からは絶大な信頼があるし、娘も私も一目置いている。

どこで、そういうイメージを持ったのだろう。

 

夫はまだ渋っていたが、私は「わかった」と言わざるを得なかった。

 

もし、私が先に説明会を受け、

この学校の魅力について、娘に事前に話しておくことができていたのであれば、

状況は違ったかもしれない。

 

しかし、後の祭りだった。 

後ろ髪をひかれながら、帰路についた。

 

 

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