不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小5第6回組分けテスト。帰宅後の娘の様子。泣きたい時は思い切り泣いたら良いのだ。

<帰宅後の娘>

「おかえりなさい」と言うなり娘は泣き出した。

夫が「後は頼んだ」と目配せして、手を洗いに行く。

 

「どうしたの」と言って
娘がベイマックスと呼んでいるフワフワの服で抱きとめる。

フワフワの服の下から、小さい声で娘が言う。

「嫌な予感がするの。」

「算数は解くには解いたけど、合っている気がしなくて」

 

「それでいつもは家に帰って自己採点するんだけど、

電車の中で解答を見てみたの」


「そしたら、わたし・・・」と言葉を詰まらせる。

 

「大問1から2問も、間違えちゃってて。」

うんうん、と聞きながら、娘の背中をさする。


背骨に沿ったラインをなでると、自律神経が整うのだ。

同様に30秒ハグをしただけでもストレスは緩和される。

こうしているうちに少しでも回復してくれれば嬉しい。

 

「そうだったたんだね。算数の結果に自信がないんだね。」

落ち着くよう、ゆっくりと娘の言葉を繰りかえす。

 

「自己採点、やめようか」と聞くと、
「後でするけど、今はここにいたい」という。

 

結局、二人で座り、娘は、私のベイマックスの様な服に包まれたまま動かなかった。
小さな背中が寒そうで、ブランケットも肩にかける。


娘の体が、私の服とブランケットにくるまれて見えなくなった。
そのまま、30分娘は泣いていた。

 

「あのね、今日、よく頑張ってテストに行ったよね」と私が言う。
「え?」と娘が応える。

「ママびっくりしたよ。あんなに具合が悪かったのにテスト行くなんて」と言うと

娘の泣き声が止まる。

 

「ママはね、もう試験に行っただけで十分だと思った。
『負けないぞ』って、諦めないで向かっただけで、十分だよ。

きっと、亡くなったおじいちゃんも、ご先祖様も、神様もみんなそう思ってるよ」


「勇気があるなって驚いたよ。朝とっても格好良かったよ。」

 

「それより前に、ママはいつも誇りに思ってるし」

「そもそも、生まれて来てくれただけで、十分嬉しいんだよ」

 

私も泣きながら、一言ずつ伝えた。

全て本音だ。今こそ伝えたい。

 

娘は再びワーッと声をあげて泣いた。

そうだ、そうだ、悲しい時は泣いたらいい。

ここで好きなだけ泣いたらいい。そう思った。

 

そもそも『今回は受けない方が良い』、それが私の判断だったのだ。

病み上がりで、続けてきた日々の計算もできていなければ、

最後の追い込みもしていない。

 

レベルアップで点数が取れた時は、二人で舞い上がったが
結局、1教科受けるのが、今の娘の体力では、精一杯だったということだ。

きちんと倒れず帰宅できただけでも、今回は十分だ。

 

それより今後どうケアしようか。

娘を抱きしめたまま、私は考えていた。

 

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