<3回目のYT週テスト>
YT週テストを受けるようになって、飛ぶように時間が過ぎていった。
第8回は算数の単元が平面図形と比、理科が電流と抵抗、国語は助詞。
社会は安土桃山時代と、どの教科にしても重かった。
こと、今回の算数は、宿題が多いことが悩ましい。
娘はH先生の図形の授業が楽しくてしようがないと言っていた。
授業後アウトプットする時も楽しそうだったし、
平面図形そのものも好きなようだ。
やる気を見せ、頑張りたいと言っているのは素晴らしいことで応援したいが、
娘はH先生に嫌われたくないので、絶対に算数の宿題は提出する。
ゆえに、宿題のボリュームがあると辛かった。
結局、水曜日は算数の宿題に追われてしまい、
またしても金曜日に全ての教科を抱えるという、
先々週と同じ、負のパターンに陥った。
学校から帰った娘は、
翌日の週テストのことは分かっている様だ。
黙って机に座る。
「よし!今週も辛いのは今日だけだから頑張ろうね!」と私は明るく声をかける。
娘は黙っている。
先日の授業後、理科の電流と抵抗が理解できなかったと言っていたので
「まずは理科からやろう」と私は言った。
予め準備しておいたので、説明を元に一から教えていく。
「そんなに難しく考えないで大丈夫」と言いながら、白紙に図解して説明していた。
その時だ。
「もう間に合わないよ」と娘がイライラし始めた。
「そんなことない。まだ4時だよ」と私が言っても
どうも金曜日は踏ん張りがきかない。
いつもの様に、辛抱強さないのだ。
物理的に疲れているせいもあるのかもしれない。
「じゃぁ理科は後にして、国語の助詞やろうか」と話し、
国語に切り替えたが、娘にしたら、国語の助詞は更に難しく感じた様だ。
どんどん機嫌が悪くなる。
「あー!!もう間に合わないよ!」そう言ってワーワーと泣き始めた。
「学校だって大変なんだよ」とブツブツ言っている声が聞こえる。
そうだよな、今日は7時間授業だものな。と私も思うが
涙を止められない。
週テスト前は、組分けテストの様に、なだめることができないのだ。
「じゃあ、明日の週テストは休む?」とか
「そういわれてもやるしかないよ」とか
「できる範囲で頑張ったらいいよ」とか
なだめすかしても、
娘はプツリと切れて、わざとなのか、近所に聞こえるほどの大きな声で泣いた。
攻撃的になるパターンも困るが、途方もなく泣かれるのも困る。
あれこれ手を尽くしたが、
私では難しい、と判断した私は娘を母のもとに預けることにした。
母に愚痴って復活できるかもしれない。
いずれにしても、今夜も先が長そうだ。
私はベッドに横になって目を閉じた。