不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小5、秋。3度目のYT週テスト前日。2時間後に戻ってきた娘と、再開したママ塾。

 <第三回YT週テスト前日。母に愚痴った後の娘>

 

娘が下に降りてきたのはそれから2時間近く後だ。

 

後で母に聞いたところ、最初は興奮状態で大泣きし

何を言っているか支離滅裂な感じだったそうだ。

よしよしと抱きしめながら30分は泣いていたらしい。

 

やがて今度は数々の不満を口にしていたようだ。

私への不満や悪口も沢山言っていたわよと母は笑っていた。

それが本気なのか嘘なのかは、別にどうでも良いという母の姿勢がありがたかった。

 

三者に入ってもらって正解だったようだ。

 

母の元から降りてきた娘は、ぶすっとした顔で机についた。
「ごめんなさい」もない。

ただ、「さっきの続きを聞くよ」と言うので

また理科の電流について話し始める。

 

正直に言うと、2時間前、説明の途中でワーワーと泣き始めてしまったので、私の心は折れていた。

 

また最初からから説明するのかと思うと、うんざりする気持ちだ。

仕事だったら幾らでも割り切れるが、どうしても苛々してしまう。


私の説明では、説明したところでわからないのだろうと、自信も失っていた。

 

仕方なしにテキストを広げたものの、

2時間前の様に愛情あふれる形ではなく、淡々とした説明になってしまった。

お互いに若干の気まずさが残ったままのママ塾の再開だった。

 

しばらくして娘の顔を見ると、意外なことに娘は集中して聞いている。
引きずっているのは、私だけのようだ。

 

大人なんだから自制しなくてと思うのだが、

いつもの様に面白おかしく話したり、楽しませてあげようという

ホスピタリティが生まれない。

 

淡々とした私の冷たい説明を、娘は黙って聞いていたが
しばらくしてようやく口を開いた。

「ママ、ちょっと問題見て良い?」というのだ。

「いいよ。」とだけ言うと

 

問題を指して、
「つまり、この場合は直列つなぎってことだね!」

「こっちは並列つなぎだね!」とこっちを見ている。

 

「そう!」と元気よく返事した瞬間、

さっきまでの自分の大人げない姿勢を猛省した。

 

せっかく母が間に入ってくれて、包容力で受け止め、

2時間近く愚痴も聞いて私の元に戻してくれたというのに、

一体私は何をしているのだと、はっとする。

 

三者である母の方が、よっぽど週テスト前日なので、仕上げていくという

目的意識を持ってくれていた様に思う。

 

ふと時計を見た。
まだ6時だ。少なくとも理科は間に合うかもしれない。

 

希望の光が見えた私は、白紙にせっせと電流の図を書きながら説明を続けた。

合間合間に「つまりこうだよね?」と娘が口を挟むのが嬉しい。

そうだ、そうだ。

 

その夜は理科を進めて終わってしまった。

しかし、もう今日は十分頑張ったと自分を労うことにした。

どっと疲れた一日だった。

 

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