<近づく組分けテスト>
4回の週テストを経験し終えると、いよいよ組分けテストが近付いてきた。
私は先月までと違い、意識を月に一度から、
隔週に拡散できるようになったことで、精神的な負荷はかなり軽かった。
娘も今までの様にガチガチに緊張しているということもなかった。
良い意味で少しテスト慣れができたのだと思う。
週テストを始めて最初の組分けテストだったので、
右も左も分からなかったが、週テストの解き直しを中心に勉強を進めた。
月に1回の組分けテストは、今まで受けてきた週テスト4回分が試験範囲なのだ。
試験範囲はもちろんのこと、既に弱い単元がどれかも頭に入っている。
1ヶ月前の組分けテストに比べたら、既に圧倒的に深く勉強ができていることになる。
週テストで落としてしまった問題、間違えた問題というのは、
すなわち、今後間違わないようになれば点が上がるボーナス問題だ。
きちんと解き直しをしておけば、類似問題が出た時に対応ができる。
H先生の算数は、当然ながら、週テストがない前提で宿題が出たので
今回もレベルアップ授業があったし、
また分厚い「すーぱー冊子」が配られ、沢山の時間を算数に取られてしまった。
本当は週テストで丸をもらった問題も、
既に忘れている単元もあるだろうから解き直したかったが
4科目の解き直しが精一杯で、全部の解き直しまで手は回らなかった。
しかし、ここで盲点だったのだが、週テストの結果や
レベルアップ授業のテスト結果を受け、
H先生と娘は
「この組分けテストで一つ上のクラスに行けるのではないか」と思っていたということだ。
確かに
過去4回の週テストでの算数は偏差値60以上、時には偏差値72という結果だった。
しかしBコースということもあり、
私としては、今は小6の向け、地固めをしているという意識が強かった。
前回の組分けテスト後、
H先生に「近いうちに上のクラスから声がかかると思います」とおっしゃっていただいたことも、労いの言葉だと今では思っていた。
ただ、それは私の意見であって、娘とは異なっていたのだ。
後で知ることになるのだが、
先日の週テストで上のクラスの同級生に
「早くうちのクラスにおいでよ。待ってるよ」と言われたことや
H先生からも「満月!今度こそ頑張れよ!」と言われていたことで
娘はクラスアップを強く意識していた。
当日の朝は毎週テストを受けている効果があり、腹痛は起こさなかった。
私はほっとし、週テストを始めて良かったと思っていた。
娘の目的も把握していないまま、娘を送り出してしまったのだった。