<2クルール目のYT週テスト>
問題は、今回からCコースに上がってしまったことだ。
まだ問題を解いていないので、どれ位レベルが上がるかは分からないが
上のクラスの生徒さんの大半がCコースかSコースということは
かなり難しくなるか、点数が取れたところで、
今までの様な喜ばしい偏差値に出てこないのだろう。
算数の単元としては、娘も私も気を失いそうになりながら解いている時計算の他に
通貨算があった。
通貨算とは、例えていうのであれば、
全長〇〇メートルの電車が、1kmのトンネルに入り始めてから出終わるまで
30分かかりました。
では、電車の長さは何メートルでしょう。と言った類の問題だった。
H先生のはこの授業の際「電車の前から!」バシっとホワイトボードを叩く、
「電車の前まで!!」と図に加筆しながら、ここでもホワイトボードを
バンバン叩く。
子ども達はそんなH先生の虜だった。
大きな声も面白いし頭に良く入るのだそうだ。
しかし、大抵隣のクラスの先生がいらして、
「H先生もう少しお声を控えていただけませんか?」と、ご注意を受けるのだそうだ。
娘はそれに大層ビックリして、「先生が先生に注意されるなんてあるんだ」
「ある意味、H先生って普通の先生って違うってことだよね。最高」
とその日の事件を話しながら、とても嬉しそうだった。
生徒の側に立ってみると、もし授業についていけなくて多少眠くなっても
H先生の大きなお声と、激しいリアクションでつい目が覚めるに違いない。
娘の授業後のアウトプットはH先生のモノマネも自然と入ってくるので
「電車の前から!!!」といって白紙を叩き、「電車の前まで!!」と言ってそれはそれは楽しそうに、きゃっきゃとはしゃいでいた。
時計算とは大違いだ。
その週の算数の授業は通貨算だけではなく、流水算にも進んでいた。
テストは翌週になるだろうが、これもまた面白い。
例えば川が時速〇mで流れている。
この川をボートで上ったり下ったりするのだ。
当然、川は上流から下流に向かって流れているので、川をボードで登っていく方が速度も遅い。
ボートそのものにモーターが付いていたり、途中で止まったりもする。
例えば、10km離れた川上と川下に船着場がある。
ある船が船着場からもうひとつの船着場まで、その川を下るときは1時間、
川を遡るときは2時間かかる。
船の速さ、及び川の流れの速さはいくらか?
と言った類の問題だった。
これを「上下せ川」を使って解いていく。
初めて聞いた時娘が何と言っているのか聞き取れなかった。
「上下せ川」は速度の種類の呼び方だ。
上りの速さ、下りの速さ、静水の速さ、流れの速さ。
これを元に計算していく。
実際に思い浮かびやすいこともあり、公式に当てはめて行けば基本問題が解けることもあり、娘は楽しそうだ。
娘は「上下せ川」を呪文の様にぶつぶつ言いながら問題を解いていた。
いずれにしても、この2つの単元についてはあまり躓くことはなかった。
しかし、宿題として大量に出ている時計算については、
相変わらず苦戦したままだった。
「大体2分の11とか分数で出てくるから、合ってるかも分からなくてむかつく」
といって切れて
たった一つしかないスタディタイムを床に投げ付けた。
「ちょっと、やめてよ」と私も言って、喧嘩になる。
結局、スタディタイムは、アラーム機能が壊れてしまい、
深夜1時など、とんでもない時間にアラームがなって、
その度に止めに起きる羽目になってしまったのだった。