<学校見学普連土学園中学校 生徒への質問会その1>
少し時期が前後する話だが、この小5の秋に
夫と娘が大変興味を持った普連土学園の「生徒への質問会」があった。
一年先の未来なんて全く見えない娘だったので、
片っ端から説明会に参加するしかないという心で足を運んだ甲斐があり
私がまず見に行く1段階目を経て、娘や夫と一緒に行く2段階目に突入していた。
しかしながら、これだけ参加した割に、
生徒さんへ質問ができていない。
実際の生徒さんの、生の声を聞きたかった。
気になることは山の様にあるのだ。
先輩方のブログには、文化祭見学の際に
生徒さんに質問したという方の記事も多く見たが
文化祭は皆さん忙しそうで、突っ込んだ質問はできなかった。
そんな折にあったのが、普連土学園中学校の生徒への質問会だ。
またとないチャンスだ。
夫と娘と三人で参加した。
当日は数グループに分かれて案内をされた。
質問を受け付けて下さる生徒さんは、高校生と中学生だ。
その場を仕切っていらっしゃる生徒さんの、はつらつとした話し方がとても印象的だった。
娘とは「一つ先輩に話しかけてみよう」と約束していた。
ちらっと娘を見たが、まだ勇気がないようだ。
私は積極的に質問をする。
「休日にはどこで遊んでいらっしゃいますか?」
これは当時の私にとって、極めて重要な問題だった。
当時の私は、やたらと「渋谷」を警戒していたのだ。
自分も学生時代、渋谷で遊んだことも多くあるし、
今、娘も友達と渋谷で映画を見たり、マクドナルドへ行ったりするので、
今の私には、何ということはない場所なのだが
当時は親になり、久しく渋谷に行っておらず、
ハロウィンのニュースで見るくらいだったので、
「渋谷 = 遊び人の街」というイメージを持ってしまっていたのかもしれない。
一人目の生徒さんが答える。
「私は家が本当に遠いので、なかなかお友達と遊ぶ時間はないです。部活は入っています」
なるほど。そういう方もいらっしゃるのだなと頷く。
有難いことに、一人ずつ回答をいただけるようだ。
「私は友達と三田で時々会っています。三田会って呼んだりします」
三田?三田で何をしているのだろう。思わず聞いてしまう。
「マックで、ポテトを食べながら友達と話しています」と生徒さんが答える。
マック!!何と学生らしく健全なのだろう!!私は嬉しくなった。
しかし、その後、生徒さんが続けた。
「あとは渋谷とか、原宿とか」
『渋谷』。
とうとう、このワードが出たかと身構える。
「渋谷や原宿で何をされるのですか?」と突っ込んで質問をする。
「ブラブラ歩いています」と生徒さんが答える。
ガーン。
当時の私は、とうとう出てきた「渋谷ブラブラ」という言葉に、
勝手にショックを受けた。
別に、渋谷で夜遊びしている訳でもないのに、今思うと大変失礼な話だが
普連土学園のとても真面目なイメージが崩れかけた前半だった。