不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小5、秋。2クール目のYT週テスト前。ベランダ立てこもり事件その後。

<ベランダに引きこもった後>


ベランダ窓に貼り付けたメッセージは、部屋に入らないと読めない。
中に入って、読んだから、降りてきたのだろう。


その頃私は、喚起の為に窓を開けていた。

娘もそれを見て、他の窓を開けはじめた。

 

私が散らかった本やプリント、衣類などを片付けていると、
娘は掃除機を出してきて黙ってかけ始めた。

 

その後、メラミンスポンジでキッチンの掃除をしていると、

娘は雑巾を持ってきて、「玄関拭くのってこれ?」と聞く。

私は「あ、玄関はこっち」と言って、玄関用の雑巾を渡す。

 

娘は黙って不要な靴を下駄箱に入れ、玄関の水拭きを始めた。

 

ほとんど口も利かないまま、二人で黙々と掃除をした。

 

過去、受験勉強に行き詰まった時、掃除をしたことが何度かあったので
娘も分かっている。

 

その目的も、その効果も。

 

ちょっと踏ん張れば何とかなる時は、甘いものを食べたり、笑ったり、
ジャンプをしたりして、気分転換を入れながら、二人で頑張る。

 

もう少し行き詰ると、大泣きしたり、それを抱きとめたり、

逆に口論をすることもある。

 

さらに詰んでしまって、もう埒が明かない。
それ以上進めない時には、全く違う方向から攻めた方が良い。

 

私が、「とりあえず掃除しよう」という時は、そんな風に行き詰まった時だ。

 

不思議なものだ。
掃除をすると言ったって、大掃除をするわけではない。

 

通常の掃除に加えて、目についた水回り掃除をやる程度だ。

ただ、この場合、「行き詰っている時に掃除をする」

ということが割と大切で、私達には、恐ろしく効果があった。

 

当然ながら、掃除をしている間、勉強はできないので、

娘は普段掃除をしないし、娘のいる時間に私が掃除をしていることもない。


だから尚更、良かったのかもしれない。

 

掃除をしている前半は、頭を空っぽにして、ただ作業だけした。

瞑想の時間と近い。


後半は、気持ちが落ち着き、今からどうしたものかと考えている。

 

掃除が終わった事には苛立ちも消え、大体次にやるべきことが見えている。

 

娘がどう感じているかは分からないが、

掃除が終わった後は、すっきりしているところは同じだ。


どうせ時間を無駄にするなら、いっそ掃除していた方が精神衛生上遥かにいい。

運も上がるし、気分も良い。

掃除をして悪いことなんて一つもないからだ。

 

綺麗になった部屋に再び暖房をかけ、お湯を沸かした。
「おやつでも食べる?」と言うと「そうだね」と元気な返事が返ってくる。

 

私達はおやつを食べ、そして再び勉強を始めた。

その日、娘はもう悪態をつかなかった。

 

私ももう、今日のスイミングに対する気持ちも、娘に対しての苛立ちも

宿題と今週の週テストにこだわる気持ちも、掃除と一緒に捨ててしまった。

 

二人で集中し、淡々と勉強し始めた。 

 

 

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