不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小5、冬。クラスアップ後。K先生との一万マイルの距離を縮める最終ミッション

<K先生との一万マイルその3_先生に質問する>

「K先生にご挨拶し、私達の顔を覚えて頂くミッション1」をクリアし

「前回の授業を把握し、ついていけるようになるミッション2」

をクリアしたところで、次なるミッションだ。

 

これがおそらく最も大事になる。
ミッション3は、「娘が一人で先生に質問へ行く」ということだった。

 

娘は活発なタイプではない。

大人しくて、生真面目で、背が小さくぼっちゃりして幼いゆるキャラの様で

先日お会いした娘の憧れの女子たちと同じ年とは思えない。

 

理科のK先生の様に、見るからに優しい先生に対しても、

自分から質問する勇気が持てず、

先生が補習という形で質問時間の枠を作ってくださったし

 

今までの算数の担当であるH先生ですら、

最初に質問をする時には緊張して向かったのだ。

 

K先生に算数の質問をしに行くということに関して

娘は自信がなさそうだった。


「ママ緊張するよ。私たどり着けないかも。」と娘は繰り返す。

「そうだよね。最初からできなくても良いよ。」と私は言う。

 

「パパやママは、K先生と最近お話するけれど

先生、見た目はちょっと怖い感じがするかもしれないけど、優しいよ。


きちんと礼儀正しく質問に行けば、分かりやすく教えてくださると思う。

大丈夫!!」そう私は言った。

 

「何回挑戦したって良いよ。勇気を出して頑張ってみよう」

そう私は言った。

 

「その前に大切な準備をしよう。少し太めの付箋を持ってきて」と娘に言った。

「ここに『K先生への質問』って書いてほしいの」

娘は不思議そうな顔だ。

「算数の担当はK先生なんだから当たり前じゃない?」と言う。

 

「いや、それじゃ駄目なの。これは先生に対する『敬意』を込めてるの。

『私はK先生に質問したいんです』って意思を先生に伝えなきゃね。」

 

「へぇ」と娘は言う。

 

「K先生は付箋を見て、

『あ、誰でも良いんじゃなくて、満月は俺に質問しに来たんだな』

ってお思いになるでしょう。そこが重要なの」

 

娘は分かったと言って、手が痛いなあと言いながら、

一枚一枚「K先生へ質問する」と書いて問題に貼った。

 

そして、いよいよ先生へ質問する日が来た。

 

娘から最初のメールが届く。

「ママ、先生がいないからベンチで待ってます」

「頑張ってね」と私も返信する。

 

次のメールが届く。

「ママ、先生が来たら、お腹痛くなった。トイレに行ってくる」

 

そう来たか。と思いながら、娘の連絡を待つ。

 

次は電話だった。小さい声でぼそぼそと娘が言う。

「お腹が痛くてトイレに行ったらね、先生がいなくなっちゃった。どうしよう」

娘は半べそだ。

 

「そっか。じゃあパパに連絡して、今日は帰ってきたら?」

 

今日は『娘が一人で先生に質問へ行くミッション』なので、

夫は外で待機していた。

 

3つ目のミッションは難航した。

毎回同じようなことを繰り返した。

 

ようやく先生に質問ができたのは、2週間後のことだった。

  

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