<YT週テスト第17回 理科 「ばね」>
YT週テスト第17回の理科は「ばね」だった。
「ばね」は私にとって好きな単元だった。
娘に教えることを楽しみにしていたが、
娘も「ばね」は好きなようで、今回は授業内でも、ほとんど理解してきたようだ。
授業から帰宅した後、「今回は理科もアウトプットするよ。」と娘が張り切る。
「へー。すごいね!聞かせて」と私も言う。
娘はノートを広げ、
「まずは、ばねってね。色々な種類があるのね。すぐ伸びちゃうばねもあれば、
なかなか伸びないばねもあるんだよ。ばねによって伸び方が違うんだ。」
と話し始めた。
「あとは、これ見て。こういう風にね、いくつかのばねを繋いで重りをつけたりもするの。」
「縦に繋げる直列つなぎと横に並べる並列つなぎがあるんだよ」
とポンポンと言葉が出てくる。
ここまで娘が理解しているのであれば、ママ塾の出番はなさそうだなと思う。
準備していた原田式算数プリントの出番も今回はなさそうだ。
娘の成長が誇らしかった。
理社は小5から始めたので、まだ1年経っていない。
にも関わらず、最初の頃にクラスアップしてしまい、
完全についていけなくなった。
元々は小学校の理科の実験、ピンクの噴水がきっかけで始めた受験勉強だった。
それなのに、いざ受験勉起用を始めて見ると、
楽しさを教えてあげられるどころか、宿題もままならないこともあり
私も上手く導いてあげられず苦しんだ。
娘がぽつりと「理科好きだったのにな。」と言うたびに心が痛んだし
「理科は、難しくて無理だ」と投げ出す度に悩んだ。
そんな状況を打破したのは、ある日、意を決して、理科のK先生に電話して
「先生のお力添え賜りたいです」と相談した日だ。
その電話で、宿題の量の調整と、
現在ある、理科のK先生への質問タイムを作っていただけた。
ここから娘の理科ライフは大きく変わった。
あんなに泣いていた娘が、今は頼んでもいない授業を嬉しそうに再現している。
たまたま「ばね」が分かりやすく好きだったこともあるだろうが
それでも私は嬉しかった。
「ばね」の勉強はとんとん拍子に進んだので、社会の勉強まで進むことができた。
社会に関しては他の3科目に比べ最も遅れていた。
夫が社会のパパ塾を放棄したことや、
私が社会が得意でない為、ついつい後回しにしてしまったことも大きく影響していて
娘は社会にあまり興味を持てなくなってしまっていた。
よって、授業中はほとんど寝ていたようだ。
娘が眠くなるのは、大半の場合授業についていけない時であることが多い。
そんな娘も、今回は「ばね」の授業が楽しかった影響で
「社会も寝ないで話を聞いてきたよ」と嬉しそうだった。
「好きだ」から「勉強して楽しい」へ。
「楽しい」から「得意」へ。
知らぬ間に、どんどん成長していく娘の姿を、嬉しく思った週だった。