<黒木先生、『母の狂気』というより、辛すぎて狂っちゃったんです>
いかがお過ごしでしょうか。
埼玉入試がいよいよ本格的に始まっていますね。
昨年もそうでしたが、やはりドキドキします。
頑張ってくださいね。
二月の勝者の新刊も1/12に発売の様ですね。
私も予約してあります。
さて、二月の勝者の中で
「君達が合格できたのは、父親の『経済力』、そして母の『狂気』」
と黒木先生が言う、有名なシーンがありますね。
父親の経済力はそうだと思います(母親の経済力であるご家庭もありますね)。
でも、『母親の狂気』は、母が狂っているから合格できるんじゃなくて、
辛すぎて狂っちゃうんですよ、黒木先生。
そんな風に思いました。
私も2/1、ハプニングがあった午前校の受験が終わり
午後校の受験へ向かう夫と娘と別れて、一人になった後
涙をこらえて、早稲アカに電話しました。
それなのに、事情を知らない新しい事務の方が
「小学6年生は、昨日をもって卒業です。申し訳ございませんが、お話は承れません」とおっしゃるのですよね。
この非常事態に、この方は何を言っているのだろう?と、
ブチっとキレてしまいました。
「先日、副校長先生が保護者に向けて
『2/1からの受験期間中、何かあればすぐに電話をください』
とおっしゃっていました。だから電話したのです。
もう、どなたでも良いので、先生に取り次いでいただけませんか?」
と、かなり怒った口調で言ってしまいました。
この辺りで、もう私の精神状態はぐちゃぐちゃです。
「しばらくお待ちください」という言葉と保留音の後、
副校長先生が電話に出てくださいました。
「どうでしたか?」とおっしゃる副校長先生に説明している内に
涙が出てしまいました。
応援に駆けつけてくださった算数のK先生にも申し訳なく思ってしまったのですよね。
塾の先生の前では泣くまい、今まで頑張ってきたんだから。
ここに来て、この親、メンタル大丈夫か?と思われてしまうのは避けたい。
そう思いましたが、我慢できなかったのです。
言葉がまとまらず、嗚咽しながら話す私の言葉を
副校長先生は、静かに聞いてくださいました。
そして
「午後校の受験が終わり次第、満月をこちらに向かわせてください。
〇〇(娘の担当の先生)を待機させます!!」
そうおっしゃりました。
今もこれを書きながら目頭が熱くなりますが
あの時の副校長先生は本当に格好良かったです!
御礼を言って、電話を切り、すぐに夫に連絡しました。
夫と娘は午後校の受験後、塾へ行き
先生とお話して穏やかな顔で帰宅しました。
その晩、午後校の合格発表を見て、早稲アカに電話したところ、
電話に出られた下の学年の先生が
「ところで、満月さんより、お母様は大丈夫ですか。
大分参っていらっしゃると伺っています」と
おっしゃっていました。
『満月ママ、精神的限界(狂った)』という情報は
早稲アカの先生方で早速共有されたんだと思い顔が赤くなりました。
とはいえ、あの日があったからこそ、今があるので
格好悪くても、みっともなくても、電話をかけて良かったと
今では思っています。
そういう面では、母親の「狂気」ってことで、やっぱりあっているのかな。
引き続き皆様を応援していますね!
受験生の皆様、親御様。頑張ってくださいね!