不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小5、1月。突然の発熱。

<突然の発熱>

日曜日の夜のことだ。

娘がほとんど口を利かなくなった。

 

機嫌が悪いのかと思うとそうでもない。

勉強も、ぼーっとして机に座ったまま腕は動かない。

 

食事の時間になったので、夕食を出すが、

「ごめんね、もう食べられない」と言ってほとんど食べなかった。

 

娘は食欲旺盛でこの頃から私の倍近く食べるし、

今日はおやつも食べていないので、完全に怪しいと思った。

 

おでこを触ると熱い。

「ちょっと熱を測ってみようか」と体温計を渡す。

38.5度だ。

 

そういえば、ママ友さんから、

学校でインフルエンザが出たと言う話を聞いたばかりだ。

インフルエンザかもしれない。

 

これだけ、おでこをつき合わせて私も勉強してきたのだ。

私も感染している可能性は高い。

しかし、幸いにして、まだ熱はないので、急いで看護の準備をした。

 

大急ぎで娘の寝室を整え、

体を熱い蒸しタオルで簡単に拭いて新しいパジャマに着替えさせ、

横にならせる。

 

倉庫からOS-1を取って来て、マグカップに入れて少しだけあたためる。

水分も吐いてしまうか、は重要なポイントだ。

 

ごくごくと飲み込む音がする。

その後吐く様子もなかった。

水分は取れる様なので、ほっとした。

 

冷えピタを持ってきて貼ると、か細いながらも、

「つめたい」という言葉が出てきて少し安心する。

 

赤ちゃんの時によくやった様に、保冷剤をタオルにくるんで脇の下に挟んだり

首元を冷やしたりした。

娘は嫌だとも邪魔だとも言わず、なすがままにされている。

動くことがしんどいのだろうか。

気力がない感じだ。

 

何よりほとんどしゃべらないことが、かなり不気味だった。

うなずいたり、どうしても答えが必要な質問には答えるが

基本的に会話をする気力がないようだった。

 

小さい頃は頻繁に熱を出し、会社に電話が来てよく迎えに行った。

38度を超えていても、案外ケロッとしていて、

抱っこ覚悟で向かった私は驚くばかりだった。


「歩けるよ」と言って、すたすた歩くので、保育士さんも驚いていたし私も驚いた。

熱を出したのは久しぶりだ。

すっかり熱に強いタイプだとばかり思っていたので、こんなことは初めてだった。

 

横にならせた後どうしようと迷う。

まだ19時半だ。眠れるだろうか。

とはいえ、今文字が書いてある本や漫画を置いても

動画やテレビの光を見ても吐き気を催すだけだろう。

 

「眠ってしまった方が良いよ。朝の8時から病院が開くから一緒に行こう。

寝付くまで側にいるよ」

 

そう私は言って、読書灯だけ付けて横で本を読んでいた。

やがて、すぅすぅと娘の寝息が聞こえた。

 

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