不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小5、1月。最後の組分けテスト後。一本の電話から大きな渦に飲まれていく

<小5最後の組分けテストその後>

前回までの話。

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そう、幸せな日々だったのだ。

一本の電話がかかってくるまでは。

 

その電話はある日突然かかってきた。

電話番号を見ると早稲田アカデミーとわかる。

何だろう。

 

「はい、満月です」と言うと、電話のお相手はK先生だった。

「いつもお世話になっております」と深々電話を持ちながらお辞儀をする。

 

先生は今回の組分けテストの結果をそれはそれは褒めて下さった。

私は先生のお陰ですと何度も言った。

 

先生もお喜びになって、わざわざお電話をくださったのか。と

ありがたく思っていた。

 

しかし、先生のひとことで私は凍り付いた。

 

「満月が頑張りましたので、満場一致でトップクラスに上がるという話になりました」

 

先生の電話の目的を知った私は動揺しながらも

「先生、早稲アカのトップクラスのメンバーに娘を選んでいただいて大変光栄です。

折角いただいた名誉あるお話に誠に申し訳ないのですが、

今回は辞退させていただきたいのです」

と言った。

 

これまで理社のトップクラスへのお電話をいただいた時と心情は同じだ。

絶対にK先生を手放したくない。

どうしてもK先生の授業を受けさせたい。

「娘の算数にはK先生しかいない」そう強く思っていたのだった。

 

先生は大ベテランでいらっしゃるので雰囲気が近寄りがたく

ここまでの道のりは長かった。一万マイルに感じたほどだ。

 

娘は質問へ行き、緊張のあまり声もかけられず、

お腹を下して帰ることを何度も繰り返した。

最初に質問ができた日まで、勇気を振り絞って頑張ったと思う。

 

K先生は問題を途中まで教えてヒントを下さり、

残りは自分で考えて先生に持っていく、というスタイルだった。

これにより娘の『自分で粘って考える力』は一気に伸びていた。

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私達もそうだ。せっせと足を運び、先生とのコミュニケーションを心掛けた。

 

最初の個人面談は震えあがるほど緊張したが、

志望校をPowerPointのスライドにまとめ、相談したい内容を紙に書いた後、

何度も推敲し、短時間で伝わりやすい様にまとめた。

そして舞台稽古の様に個人面談の練習をして内容を暗記し、夫にも共有した。

 

個人面談は真剣な話の中に少しの笑いも入った充実した時間となり

先生と私達親との距離も縮まった。

そうやって少しずつ信頼関係ができていったのだった。

 

先生のクラスにいたいのだ。

にもかかわらず、先生はなかなか折れて下さらない。

 

そして、とうとう先生がこうおっしゃったのだ。

「お母さん、『かわいい子には旅をさせよ』という言葉があるじゃないですか。

満月にも旅をさせましょう。」と。

 

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