不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

新小6。理科、想定外のショックなできごと。大きくバランスが崩れていく。

<理科のK先生が・・・> 

クラスアップして初のK先生の理科の補習の日だった。

 

算数と国語が厳しい状態になったとしても、

とりあえず理社は今までと変わらないので、娘にとって『心の逃げ場』はあるということも、クラスアップすることに承諾できた理由だ。

 

それほど理科のK先生の存在は娘には大きかった。

毎週決まった時間に先生へ質問ができることや、

質問した問題から更に閃いて、「この場合はどうなるんだろう」

ということまで先生に気軽に伺えたことも大きかったようだ。

 

理科が「好き」から「得意」になり、自信が持てた。

 

それだけではない。

理科のK先生は、娘が受験中お会いした先生方の中で、最も癒される先生だったのだそうだ。

 

受験において、この早稲アカの理科のK先生と学校の保健室の先生が娘のオアシスだった。

 

理科の補習がある予定だったその日は、珍しく私に電話がかかってきた。

 

「今日は補習がなくなったの。でもパパに補習があるって朝言っちゃったから

パパはあと30分以上は来れないって。

ママ迎えに来てもらえないかな」

 

いつも通り小さい声ではあったが、何となく娘の声の様子がいつもと違う。

 

「わかった。すぐ行くから自習してて」と言って迎えに行った。

 

迎えに行くと娘はベンチにいた。

顔を見て驚く。娘の目は涙目だ。

「お待たせ。帰ろう」と優しく声をかける。

 

「ありがとうございました」そう先生や事務の皆様に頭を下げてご挨拶し
急いでエレベーターで下へ降りた。

 

「どうしたの?」というより早く、

「K先生が・・」「K先生が・・・」と娘が涙をこぼす。

 

「病気?」「怪我?」と思わず聞く。

 

「ううん。そうじゃないの。K先生他の校舎に異動になっちゃったって。

もうそっちの校舎に行っちゃったから、この校舎には来ないし会えないって」

 

「ええ!いつから?聞いてないんだけど!」と私も動揺を隠せない。

 

娘の話では、誰も知らなかったのだそうだ。

いつも通り授業後に先生を探しに行くと理科のK先生がいらっしゃらなかったらしい。

 

「K先生はいらっしゃいますか」娘が事務の方に訊ねると

「K先生は異動になって、この校舎にはもういらっしゃらないのです」と言われてしまったのだそうだ。

 

早稲アカでは先生の異動に対し、事前に保護者に連絡がないものなのか。

この時初めて知った。

 

何のご事情があったのだろう。

いずれにしても後の祭りだ。

 

娘を励まして帰宅したが、私の気分も最悪だった。

 

算数は導入からどうも嫌な予感がする。

頼みの綱である理科の先生は異動。

 

娘の前では「次の先生も良い先生だといいね!」と明るく言ったが

数週間前の幸せから一転、私の心はどんどん憂鬱になっていった。

 

 

 ↓ランキングに参加しています。いつも応援して下さりありがとうございます。
 にほんブログ村 受験ブログへ にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(早稲アカ)へ  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(サピックス)へ  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(自宅学習組)へ  ブログランキング・にほんブログ村へ