<東京芸術劇場ナイトタイムパイプオルガンコンサートと最近読んだ娘の本>
いかがお過ごしでしょうか。
私は再び東京芸術劇場のナイトタイムパイプオルガンコンサートに行ってきました。
一回1000円とお得なコンサートです。
前回の記事はこちら。
私は大の映画好きなので、
コロナ前は、毎月映画館の大ボリュームで音楽を聞いていましたが、
今は行けないので、大音量サウンドに飢えていたのかもしれません。
突然、思い立って申し込んだものですから、内容も知らずに身一つで行きました。
今回は尺八との共演とのこと。
人間国宝の青木鈴慕さんに師事し、数々のコンクールで優勝歴を持つ黒田鈴尊さんがいらしていました。
東京芸術劇場ナイトタイム・パイプオルガンコンサート Vol.35 東京芸術劇場
え!尺八とパイプオルガン?と組み合わせにまずビックリ。
尺八という和楽器でG線のアリアを聞く日が来るとは思いもよりませんでしたので
この時点で一気に惹きこまれました。
お恥ずかしいながら、私は尺八をじっくり聞いたことがなかったのです。
その後、雅楽に進みましたが、尺八は息遣いそのものが音になる楽器なのですね。
まるで龍の呼吸の様な音に魅了され、マスクで人から見えないのを良いことに
口をぽかんと明けながら見入りました。
もちろんパイプオルガンも素敵でした。
東京芸術劇場のパイプオルガンは9000本のパイプを持つ世界最大規模のパイプオルガンなのだそうです。
東京芸術劇場には回転式でモダン・オルガンとバロック・オルガンがありますが
今回は、モダン・オルガンのみでした。青くライトアップされて幻想的です。
パイプオルガンが回転するところも見たかったなと残念に思いながら
席を立とうとしましたら、パイプオルガンが回転しているではないですか。
慌てて動画を撮りました。
回転する様子はこちら。「またはウェブ版の利用を継続」を押すと見られます。
(本来はもっとゆったり動くのですが7倍速にしてあります。10秒程度の音無し動画です。急いでいた為、手振れがあってすみません。)
久しぶりに聞いた大音量の音楽と、尺八による新しい発見とで楽しい夜となりました。
回転後現れたバロック・オルガン
さて、今日はもう一つ、最近読んだ本について書きますね。
最近娘の本で面白かったのはこちら。
十四歳の水平線 椰月 美智子著
筑波大学附属中やラ・サール中の試験問題で取り上げられたことがある本ですね。
舞台は沖縄でしょうか。遠い海に思いを馳せました。
ちょっと怖い、島に伝わる言い伝えも、少年たちの瑞々しく繊細な思春期の心の揺れ動きも
かつては自分と同じ思春期の少年だった主人公のお父さんと主人公の心の重なりも
考えさせられ、胸打たれるものがあり、優しい気持ちになりました。
風が強く吹いている 三浦しをん
こちらは箱根駅伝がテーマです。
登場人物も個性的、言葉に躍動感があり、読みながら風を感じます。
栄東や、頌栄の問題として出たこともある様ですね。
まずは半分読んだところで、涙が溢れて止まらなくなり、一度中断してしまいました。
娘が「久しぶりに本を読んでドキドキして胸が苦しくなった。それ位面白い本だから是非読んで」と熱く語っていたのもわかりました。
後半も心を鷲掴みされ、手に汗握りながら一気に読みました。
本で涙活は久しぶり。
ここ10年くらい読んだ本の中で最も心に響いたかもしれません、感動しました。
どちらの本も、受験生や親御さんにはもちろん、全ての世代の方にお勧めですよ。
今週は暖かい日がしばらく続きそうですね。
寒暖差に気を付けながら頑張りましょう!
私達も頑張ります!