<受験生を伴走する私のメンタル維持について考える>
前回までの話。
ここから10ヶ月、毎日一回娘を笑わせ、
娘がイライラしてきて藁人形に五寸釘状態であっても耐え忍び、
安定して明るい母でいる為に、
まずは体力面を考え、隙あれば睡眠にあて週4日泳ぐことにした。
体力はできたが、それではまだ足りない。
娘にひどいことを言われたり、八つ当たりを受けると、やはりかなりストレスが溜まる。
愚痴を言うより、「あー!発散したい!違う世界に行きたい!」と強く思う。
仕事との両立時代はきつかったが、私にはずっと家庭と別の世界があった。
それに出張もあった。
しかし受験生の母は年中無休だ。
家出するわけにはいかないし、旅行もできない。
寝ていても、はっと思い出して飛び起きることもある。
すぐに戦闘態勢に入れる様な心でいなければならない。
現在のストレス発散には受験とは関係のない世界に入ることが極めて重要だと
夫に話した。
どうしても愚痴りたい日は、お互い話そう。
ただし、それ以外は就寝までの支度を早め
基本的には娘とお休みといって別れ次第、ドラマを見て現実から離れたいと私は話した。
例えば、ウォーキングデッドの様なゾンビ世界のサバイバルドラマでも見て、
受験とは違う刺激を脳に与え、一時でも今を忘れたいと夫に言った。
もちろん、一人でドラマを見ることも事前にやった。
しかし、どうもこれがうまくいかない。
一人だと、ついスマホの通知が気になって、
受験関係の情報を見たりしてしまい、のめり込めないのだ。
ゆえに付き合ってほしい旨を話す。
夫婦で見ていれば、夫に失礼だと思うので、スマホは見ない。
こうして私達は、夫が出張の日以外、ほぼ毎晩海外ドラマを見ることにした。
1話全てを見ることができない日もあったがそれでも違った。
30分であっても、ハラハラドキドキして、現実から回避できれば、
その日のストレスを発散できた。
もう一つ頼んだのは映画だ。
私は大の映画好きだが、映画館もこれもまたスマホの電源をオフにするので、
完全に受験とは別世界に行くことができる。
何より考える隙がないほど大きな音楽が良いのだ。
娘はこれからNN(何が何でも)という日曜特訓が始まる。
「その間に、映画が見たい」ということが私の希望だった。
一人映画でも良いのだが、映画後も映画の話ができれば、受験から気持ちが離れられる。
現実から少しでも離れる時間が欲しいので、ここも協力してほしかった。
月4本とすると、一人月7200円の各々の出費になるが、
時間もお金もどうぞ協力賜りたい旨、夫に話した。