不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小6、4月。一方で小学校の先生②埒が明かない筆箱のやり取り。大事な話をする時間がなくなる。

<一方で小学校の先生②>

小学校では今までも度々引っかかることがあった。

 

例えば、過去に学校でアルバムを作る授業があった。

 

「0歳から今までの写真と母子手帳を持って来てください。

写真がない人は絵でも構いません」

と先生はおっしゃった。

 

この場合、担任の先生のせいではなかったのかもしれない。

しかし、どうなのだろう。

何らかの事情で家に母子手帳や写真がないお子さんがいたら。

写真があったとしても、見ることが辛い事情があったら。

その子は悲しい思いをしないだろうか。

 

ちょうど父が亡くなって間もなく、

私も古い写真を見ることが辛い時期だったので尚更そう思った。

 

心配しながらその授業を見守り続けたが、幸いにして

「クラス全員持ってきたよ」と娘が言うので胸をなでおろした。

最終的には今でも娘が大切なアルバムの一つとして持っている程

文字も親のコメントも加えた立派なアルバムができた。

 

他には音楽の授業の時も首を傾げた。

「ピアノのオーディションを受ける人は自宅で練習してきてください」

と先生が譜面を渡された。

しかし、誰もがピアノを持っている訳ではないのだ。

 

例えば娘のお友達も、よくうちにピアノを練習しに来ていたし

児童館で使っているお子さんもいた。

 

もしかすると、先生がご存知ないだけなのかもしれない。

そう思い、音楽の先生に手紙を書くことにした。

「ピアノがないお子さんもいらっしゃるので、音楽室を小6以外にも使わせてあげることはできませんか」と書くと

マーチングバンドの練習で占領されていた音楽室を他学年も使えるようになった。

 

筆箱の件は、今までの中で最も疑問に思った。

アルバムの様に最終的に勉強になり思いやりを学べるわけでもなく、

音楽室の様に改善されるわけでもない様に思えたからだ。

 

「物を大切に」「エコ」などの教育をしているのに、

わざわざ新しいものを買い替える理由が分からない。

 

数千円はするものを買わせることで、経済的に負担に思うご家庭もあるのではないか

とも思った。

 

「新しいものを買ってください。一年生が入学で持つような箱型のものを。

なるべくシンプルなものにしてください」

と先生は繰り返す。

 

「今までのものがもったいないですよね」と言っても

 

「この学年だけなんですよ。筆箱が自由なのは。だから駄目なんです!!

やっぱりですね、持ち物っていうのは大事なんですよ。

持ち物の乱れは心の乱れなんです。だから授業に集中できない!」

 

「筆箱を統一して、心を一つにすることから始めないといけないんです!」

 

先生の熱弁が続く。会話が嚙み合わない。

 

時計を見ると、もうあと1分しかなかった。

振り返ると次のお母さんが待っているのが見えた。

 

あー、時間切れだ、と心の中で思う。

 

「そうですか。他のお母様も納得されるのでしたら」と言い

先生のお答えを待たずに話し始める。

「ところで先生、娘は中学受験をします。

通知表などを提出しなくてはいけない学校もあるので、お手数をおかけしますが

色々とご配慮の程よろしくお願いします」と言った。

 

時間切れで、ここまでしか伝えることができなかった。

 

確かに私は目先の筆箱に気を取られて

「受験についてお願いしたい事」を具体的に伝えていなかった。

このことについては私のミスだったと思う。

 

そして、これが後に受験に響くような大きな失敗となるのだった。

 

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