不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小6、5月。運動会前。組体操に怯える日々。

<恐怖の組体操に怯える日々>

娘が帰宅して玄関に倒れ込む同じパターンが毎日続いた。

組体操の練習も始まった。

 

娘が小1の頃、容姿も中身も大人っぽい6年生が

音楽に合わせて綺麗に組体操をするのを見て、多くの親が涙した。

 

それ位、見ている親は皆は感動する組体操だが、受験生の親となると訳が違う。

急に憎たらしい競技に思えてくるから不思議だ。

どうしてまだこの世に組体操なんてあるのかとすら思う。

 

娘が帰宅すると「おかえり。怪我はない?」と聞くのが習慣になってしまった。

 

ある日

「ママ!聞いて!私組体操の二人組でやる形なんだけど、友達のこと持ちあげることにしたの!」と娘が胸を張って言う。

 

「そうなの?お友達って誰を持ち上げるの?」と聞くと

身長が165㎝以上あるお子さんだ。

 

確かに痩せているお子さんなので体重は少ないかもしれないが、

前から数えて数番目の娘が持ち上げるというのか。

腕力がある訳でもないのに。

 

「ええー!どう考えても逆じゃないの?どうしてまた?」と聞くと

 

「背の小さな子が、大きな子を持ち上げたら感動的だから」と娘は言う。

 

うーん。と悩む。

どちらが怪我のリスクが高いのかを考える。

 

体力的には持ち上げる方が辛いはずだ。

しかし、怪我をする可能性としては上の方が高い。

 

ならば、何とか頑張って下で持ち上げている方が良いかもしれない。

 

「わかった。絶対落としちゃ駄目だよ、友達が怪我しちゃうから」とだけ言った。

 

最も気になるのがピラミッドだ。

「で、ピラミッドはどうなった?」と聞く。

 

私は娘より更に背が小さかったので、ピラミッドの一番上だった。

とても嫌だったし、嫌だとも言ったが、避けられなかった。

 

そして、ある日、下の層がグラついた時、一番上から転落した。

幸いにして骨折にはいたらず、ねん挫で済んだが、ひどい痛みだったし

運動会当日も、お飾りで終わった。

 

娘に同じことが起きたら数週間勉強はできなくなる。

 

私の父は、大学受験前に利き手が怪我しても大丈夫な様に、

予め時間をかけて両手で字を書けるように練習しておいたと言っていたが、その気持ちも今なら分かる。

 

今更、両手で字を書く練習をする時間はなかったが、こういう気持ちだったのだろう。

 

ピラミッドは、娘に聞くと下から2番目辺りだという話だった。

総崩れになれば下から2番目でも怪我をするが、転落と言う意味ではまだましな方かもしれない。

 

そんな風に、娘は毎日疲労困憊。私は神経をすり減らす。

ハラハラとした日々を過ごした。

 

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