不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小6、最後の運動会、その1。運動会の楽しみ方を娘に教わる。

<そして迎えた運動会当日>

娘は赤組だったので、赤い斜め賭けのお財布バッグを持っていくことにした。

 

お弁当は娘の大好物の『ちょっと手間のかかる唐揚げ』だ。

下味を付けるのに時間がかかるので、全部で二時間くらいかかる。

 

こうやって娘の組の色の服や小物を選ぶのも、

運動会に早起きして『ちょっと手間のかかる唐揚げ』を作るのも

もう最後なんだなと思うと考え深い。

 

油断すると泣きそうなので、あえてポーカーフェイスを装い

「ママは赤組の為に赤いバッグを持っていくし、

お弁当も例の唐揚げを作ってあげるけど、帰ったらいつも通り勉強するからね!」

などと言ってしまった。私らしくない。

 

「応援してるよ!」「いってらっしゃい」「気をつけてね」という家族からの

声援を受けて娘は凛とした顔で学校へ向かった。

 

外は信じられないくらいの快晴だ。

一年前、熱さで熱中症に近い子や、足裏を火傷した子もいたらしい。

 

仏壇に手を合わせる。

どうか、熱中症になりませんように。怪我をしませんように。

 

小6最初の種目は100m走だ。娘は足が速くない。

私も足が早くないから、似てしまったのかもしれない。

 

しかし、娘と私で決定的に違うことは、

娘は自分が運動神経が悪かろうが、気にせず運動会を全力で楽しむことだ。

 

私は運動会が大嫌いだった。そこが娘とは違う。

 

娘にとっては別にどうでも良いのだ。自分が遅いことなんて。

団体戦だからね」と娘は言う。

 

「チームの為に頑張る」、「みんなで頑張る」、「自分の仕事を頑張る」


「そういうことの方が、個人の勝ち負けよりもずっと大事なんだよ」と娘は言っていた。

娘の話を聞いて、なるほどそういう考えがあるのかと勉強になった。

 

100m走は予想通りビリだった。

しかし、競技が終わると、すぐ割り切って、また自分の係に戻っていく。

 

娘は「得点係」だった。本部からの採点を元に計算して追加していく係だ。

走り回っていて写真が撮れないと夫が嘆くが

たまに見る娘の顔はキラキラとしていた。

 

次の小6の出場種目は騎馬戦だった。

そうだった。騎馬戦もあるんだったと思う。

娘に全く話を聞いていなかったので、どこの馬かも分からない。

ようやく娘を見つけたが、下で持ち上げる方でほっとした。

 

さすがに6年生だけあって騎馬戦も白熱したものとなった。

親御さんからも熱い声援が飛ぶ。

 

私は気が気じゃなかったが、娘の馬は中盤で帽子を取られ、下がっていった。

 

午前中の競技はここまでだ。私達は一度家に帰る。

炎天下で頭が痛い。

 

娘は大丈夫だろうか。

帰る前、娘に冷たい麦茶を差し入れしたら、案の定水筒は空だった。

 

午後にはいよいよ組体操がある。

どうか怪我をしませんにように。

そう祈った。

 

※この運動会の様子は、2018年の話です。

 

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