不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小6、7月。合不合判定テスト当日の朝。再び起こる腹痛問題

<合不合判定テスト当日の様子>

当日の朝までは穏やかな様子で変わったことはなかった。

順調に週テストを重ね、生活も安定していた。

 

娘には何度も「合不合はまだ良い結果が出せなくてもいいよ」と言っていた。

「12月頃、成績が上がってくれば良いと思う」とも。

 

娘はそれに対して、「わかった」と言っていたし、親子共通の認識でいると思っていた。

 

ここで私が知らなかったことは、塾での様子だ。

当然のことだが、どの試験も大切なので、

娘と私がマイペースに向かおうが向かうまいが、

今回の合不合を取りに来ている人は取りに来ていて、

塾は試験に向かうエネルギーに満ちていた。

 

もう一つ、私と夫はまだ第一志望を確定していないつもりでいたが

娘はこの時点で既にロックオンしている学校があった。

 

「自分の娘なんだから通じ合えるはず」だとか

「これだけの時間を一緒に過ごしているのだから共通の認識を持てている」

と思っていた私は、浅はかだったと思う。

 

娘は娘。私は私。

娘は私ではないのだ。

 

テレパシーが使える訳でもないのに共通認識は簡単に持てるわけがない。

 

だから当日の朝、娘が腹痛を訴えてきた時には驚いた。

 

小5の時代、散々悩まされたこの腹痛問題。

極度に緊張した時、腹痛を起こし、お腹をくだして終わる。

 

何度もこの腹痛問題でテストがうまくいかなかったので、緊張が分散されるように

週テストを始めた。

 

毎週テストを受ける様にしたことは、目覚ましい効果を上げ、腹痛は怒らなくなった。

私はてっきり、既に腹痛問題は克服できたものだと思っていた。

 

しかも、この合不合判定テストは先週の試験から1週間しか経っていない。

どうしたのだろう。

 

娘はトイレに閉じこもっている。

テストに連れて行く夫が、電車を検索しながら、

「最悪この電車に乗ればギリギリ間に合う」と計算する。

 

いつも30分余裕を見ているので、30分までだったら間に合う。

娘はトイレを出たり入ったりしていた。

そして、泣いていた。

 

見ていられない。

「体の方が大事だよ。お休みしても良いと思うよ」と私は声をかける。

 

しかし、娘の耳には届かない。

 

何とかして試験会場に行きたい気持ちと、言うことを聞かない体との狭間で
とても苦しそうだった。

 

「もう休ませようよ」と私は夫に言う。痛ましくて見ていられない。

クラスダウンしたっていいじゃないか。

無理してまで今回の模試を受ける必要なんてあるのか?と思った。

 

「いや、ギリギリまで待とう。出ちゃえばもう大丈夫なんだよ」と夫が言う。

お腹が弱い夫の方が、私より症状が分かるのかもしれない。

夫は冷静だった。

 

夫がそういうなら、もう少し待つべきなのだろうか。

何もできない無力な自分を感じながら、私は秒針を眺めていた。

 

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