不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小6、7月。『夏休み前のリフレッシュ』の誤算

<夏休み前。リフレッシュはどうしよう?>

夏休み前最後のYT週テストを終え、NNを終え、レベルアップ補習を終えた。

 

ちょうど夫が海外出張に出かけるところだった。

私は夫が配る手土産を選びながら、ちょっと気分が滅入っていた。

手土産を選ぶのは楽しいし好きだ。

しかし、仕事を辞めて大好きな出張もできなくなった私は、正直に言うと夫が羨ましかった。

 

そんなことを考えるうちにふと思った。

自分のことよりも、娘はどうだ。息抜きができているだろうか。

 

私は春の修学旅行の内に旅行でリフレッシュ貯金もしておいたし

毎週日曜日、娘がNNの間に映画を見ては気分転換もしていた。

 

しかし、娘は修学旅行以来何もしていないのだ。

慌てた私は、数時間枠でリフレッシュできる方法を探した。

 

そうだ、4DX3Dの映画を見るのはどうだろう。

映画館のサウンドシステムに加え、立体的に見える3D、そして椅子が動いたり水や煙が出る4DX。

遊園地のアトラクション気分を短時間で味わえるじゃないか。

 

娘に聞いてみると「行ってみたい」と言うので、早速翌日に映画館に足を運んだ。

 

ちょうど当時ジュラシックワールドがやっていた。

 

娘にとって、初めての4DXだった。

二人でシートベルトをしたり、サングラスをして顔を見合わせて笑う。

始まる前の娘はとても楽しそうだった。

 

そして、上映がスタートした。

吹替だったものの、予想通りの迫力で私はとても楽しんでいた。

娘も恐竜が出るごとに悲鳴をあげて楽しんでいる様に見えた。

 

水のシーンでは水がかかり、煙いところでは実際に煙が出る。

劇場の進化が素晴らしい。私も嫌なことは全て忘れて楽しんだ。

 

娘の異変に気が付いたのは、映画が終わった後だ。

「ママちょっと心臓がバクバクするし、フラフラするよ」と娘が言う。少し体も震えている。

 

慌ててベンチに座らせ、飲み物を飲ませ、

バッグから上着を取り出して娘にかけて背中をさすった。

 

「怖かったよ」「びっくりしたよ」と娘がぶつぶつと小声で繰り返す。 

「大丈夫?ごめんね。刺激が強すぎたね。怖かったよね」と声をかけた。

 

考えてみれば、いつの間にか私達はテレビも音楽もない音のない生活をしていた。

娘はテレビを見ると、その映像がずっと頭に残り、

翌日まで勉強に集中できなくなるからだ。

 

そんな娘の映画館だ。

今の音響システムに耳も体も驚くのは、きちんと考えれば当然だった。

 

2Dでも十分な刺激だったにもかかわらず、私は立体的に見える3Dを選んでしまった上、

座椅子が動き、水や煙まで出る4DXを選んでしまった。

どう考えてもやり過ぎだった。

 

帰宅後はすぐに寝させ、目が覚めるまで起こさなかった。

疲れてしまったのか、娘はぐっすりと眠った。

 

娘の寝顔を見ながら、映画を見せるのは、受験が終わるまでやめておこう。

そう思った。

  

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