不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小6、10月。合格祈願の大きなだるまが届く。

<合格祈願の達磨をもらう>

ここまで来ると、娘は憧れ校へ一直線だった。

 

親としては、偏差値や過去問の様子から、最終的な志望校を決めたいと思っていた。

私と夫は娘が寝た後、志望校をどうすべきか度々話していたし

おそらく塾の先生方も色々考えてくださっていたと思うが

全ての意見を吹き飛ばすように、娘は「憧れ校」の名前を口にした。

 

いつの間にか、親族はもちろんのこと、応援して下さる方にも

「憧れ校を受験します」と宣言していたし

知らぬ間に、机に憧れ校の名前が彫ってあった。

 

机だけならいざ知らず、スタンドライトの電球にまで憧れ校の名前を書いていたし

家中そんな落書きばかりで、娘の憧れ校愛に満ちていた。

ここにも!ここにも!!見つける度に驚かされてばかりだ。

 

塾の友達は限られた人しか知らないが、先生には本人から幾度となく伝えていたし、

「先生、ここ出ますか?」と自ら聞きに行っていた様だった。

 

ここまで来ると私も腹をくくった。

 

この先、どうなるかは分からない。今の娘には到底かなわないかもしれない。

それでも、この学校を受験しなかったら一生後悔するだろう。

 

娘の思いを尊重し、ともかく憧れ校は受験させよう。そう夫婦で話した。

 

そんな折、大きな包みが届いた。

開けてみると、大きなだるまの頭が見えた。

 

娘の熱き思いに動かされ、親族から合格祈願の縁起だるまが届いたのだった。

わざわざ群馬県の達磨寺までお願いしに行ってくれたという。

 

お寺でだるま開眼されている。

 

達磨大師のように、いかなる困難も克服し、願いごとが成就して無事に縁起だるまの両眼が開けられるよう、惑わされず、振り回されず、正しい心の目を見開いて精進いたしましょう。(達磨寺公式ホームページより)

www.daruma.or.jp

という言葉に襟を正す思いがした。

 

箱から取り出してみると、娘の憧れ校の名前が筆で書かれていた。

 

だるまは、今は片目だけ塗られている。

合格したら、もう一つの目を娘が塗ることになる。塗る日は来るのだろうか。

 

学校から帰ってだるまを見た娘は歓声を上げた。

「すごーい!!大きい!!!」「ママどこに置く?」「近い場所が良いよね」

「置く場所を作らなきゃね」

そんな会話をしながら、二人でどこへ置くか考える。

 

結局、「だるまさんが私を、いつでも見えるように」と娘が言うので

本棚の棚二人で動かし、置く場所を作った。

 

それから毎日

「だるまさん、だるまさん、今日も頑張りますので見ていてください」と

娘は言うようになった。

 

父の仏壇、近所の神社のお札、だるまさんと娘の挨拶回りは大変だが

毎朝毎晩何かを伝えている様だった。

 

だるまの大きな目は、私達の勉強の様子をずっと見ていた。

なんだか私まで力が入る。

大きなだるまは、「頑張れよ」とまるで応援団の様で、心強かった。

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娘のだるまさん。ぼかしの部分に憧れ校の名前が入っていました。

 

 

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