不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小6、10月。合不合判定テスト後、夫の帰国。停滞していた空気が動き始める。

<夫が帰国する>

そして長らく海外出張に行っていた夫が帰ってきた。

今はSNSもあるしLINE電話もある。

出張中も密に連絡を取っていたので、夫も状況は全て知っている。

 

さすがに今回の二人の様子はただ事じゃないと思っていたのだろう。

最初こそ、お土産を出して私の表情を見ていた夫だが、すぐに本題に入った。


「俺がK先生とアポを取って話してくるよ」と提案があったのだ。

 

夫が言うに、別に私達が伝えたところで、

クラスのアップダウンに影響する訳ではないかもしれないが

それでも、自分達の考えと娘の希望だけは伝えておこうと言うのだ。

 

今のクラスに在籍する為には

『公開テストで、連続して偏差値55を2回下回らないこと』という条件があり、

娘は今回完全に引っかかった。

だから二人であれだけ落ち込んだし、苦しんでいた。

 

しかし、夫の言う通り、まだ連絡を受けたわけではない。

夫は言う。

 

考えてみれば、夫はゼロでない限りあきらめない人だ。

そういう意思の強さは娘と似ているかもしれない。

 

結婚する前「自分は子どもを産むのが難しい体だから結婚に向いていない」と伝えても

「完全に妊娠できないと言われた訳じゃないなら気にしない」

ときっぱり言っていたことを思い出した。

 

『親としては今のクラスに在籍させたいこと。

その一番の理由は、もしクラスダウンしてしまったら

娘のモチベーションが下がって、受験勉強が困難になると危惧されること』

を改めてきちんと伝えておこうというのだ。

 

なるほど、確かにその通りだ。

 

どちらにしても決めるのは先生方で「ルールはルールですから、クラスダウンです」

と言われたらそれまでだが、親としてできることの全てをしておきたい。

 

K先生とは夫の方が相性が良さそうだし、

今の弱った私が先生のところに伺っても「今の満月ママは冷静ではない」

と思われて逆効果かもしれない。

 

ありがとう、と伝え、夫に任せることにした。

夫は、すぐに電話をし、先生との約束を決め、面談する日取りを決めてくれた。

 

あっという間にことが動く。

夫が時折見せる行動力にはつくづく驚かされる。

 

一方で私は、娘の「ママとだからここまで来れた」という娘の言葉に心動かされ、

再び立ち上がる勇気が湧いていた。

 

そして娘は「私は逃げない」と言って、塾へ向かった。

 

二人が動き出している以上、私もいつまでも泣いている場合じゃない。

 

私だからできることを考えよう。

私だからできることは何だろう。

そう思っていた。

 

そうだ、志望校選びも、私だからできることの一つなんじゃないだろうか。

 

憧れ校は決まったが、併願校はまだまだ再考の余地がある。

大事なことは、模試の結果ではなく、

娘が中高と6年間快適に過ごせる学校をよく考えて見極め、

合格をいただくことじゃないか。

 

東京にも近隣の県にも無数に学校があり、校風はそれぞれ異なる。

娘が夢描いていた学生生活を過ごせる学校はどこなのだろうか。

 

今まで沢山の学校見学をしてきたが、息をする間にも娘は成長している。

今だからこそ見えるものがあるのではないか。

 

そう思い、私は志望校選びを再開したのだった。

 

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