不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小6、11月。合不合判定テスト後。娘の帰宅。

<11月合不合判定テスト、娘の帰宅>

やがて夫と娘が帰宅した。見るからに空気が重かった。

玄関で迎え入れると、みるみるうちに娘の目から大粒の涙が溢れ出した。

 

「ママ、ママ」とだけ言って言葉に詰まり

大量の涙を流している。

驚いて裸足のままで玄関に飛び出て、娘を抱きとめた。

 

そのまま、しばらく娘の背中をさする。

 

こういう時の夫は一緒に励ましたりはしないので、さっさと手を洗いに向かってしまったが

戻ってきてもそのままの体勢の私達を見かね

私に「そこのサンダル履けば?足冷えるよ」とだけ言ってくれた。

 

「パパが心配しているからサンダル履くね」と娘に言って抱きとめた姿勢のまま

片足を伸ばし、夫のクロックスを引き寄せて履く。

娘がようやく顔をあげた。

 

「ママ裸足なんだね。風邪ひいちゃうね。」と言いながら少し我に返ったようだった。

 

娘が手を洗いに行ったので、私はリビングに入り、室内を確認した。

掃除中喚起して極寒だった部屋も今は温かい。

 

お腹を壊した話を思い出し、OS1を倉庫から取って来た。

マグカップを取り出して少し入れ、電子レンジで温めておく。

湯たんぽを作ろうかと思っていた頃娘が戻って来た。

 

「お腹壊しちゃったんでしょう?水分取れていないよね。」と言いながら

少しだけあたためたOS1を渡す。

 

娘がゆっくり飲みしながらようやくぽつりぽつりと話し始めた。

 

「ママあのね。途中退出しちゃったの。

どうしても下痢が我慢できなくて、トイレに行ったら下痢になっちゃった。」

と娘が言う。

 

「そうだったの。可哀想に。運が悪かったね」と私は言った。

何という声掛けが適切か分からず、ただ娘の言った言葉を繰り返す。

 

「解ける問題だったんだだよ。最初に問題を確認したの。それでどれができるかチェックしたの。全部解いていないんだよ。悔しいよ」と娘が言った。

 

そうしてまた声を上げて泣き始めた。

 

なるほど、解ける問題を確認したが、すべて解ききれずに退出して悔しいと言うということは

退出した科目は算数か理科かもしれない。

 

「そうなんだね。それは悔しいね。最近頑張ってたもんね」私はそう言って再び娘を抱きしめた。

 

嗚咽する娘の小さな背中。

うっかりすると私も泣きそうだった。悔しい思いでやりきれない。

 

ここ最近かなり詰めて頑張ってきたのだ。

「乗り越えられない試練はない」とか「無駄な経験なんてない」とよく聞くけれど

一体これは何の試練なんだろう?

 

そう思いながら娘の次の言葉を待った。

 

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