不屈の闘志 -娘と私の2年間 偏差値35からの中学受験-

鬼が出るか蛇が出るか。唐突に中学受験をすることになった母と娘。偏差値35から偏差値62。紆余曲折2年間の回顧録

小6、12月。小学校の女友達から色紙が届く

<胃腸炎2日目。クラスの女子からの色紙>

2日目は顔色も良くなったが、まだ完治していないので引き続き休むことにした。

この機会を逃したら、受験まで休める日はない。なるべく寝かせたかった。

 

この2年の受験勉強でインフルエンザに1回。感染症腸炎に2回かかった。

体が丈夫な娘でも脳疲労による体力消費は著しい。

 

生真面目な娘は、休むことを嫌がるし、提出物を出さないことも嫌がる。

体を一番に!と説得する私側も骨が折れる作業だった。

 

夕方になると娘はそわそわし出した。

学校帰りに誰かがプリントを届けてくれるからだ。

 

最近では、インターフォンは鳴らさずに、ポストに投函するスタイルになっていたが、

誰が届けてくれるのかが気になる様だった。

 

やがて、何やら楽しそうな笑い声が外から聞こえた。

娘はじっと耳を澄ませ「〇〇と〇〇だ!」と言ってパジャマにフリースを羽織り

玄関へ向かう。慌てて追いかけて止めた。

 

「気持ちは分かるけど、去年のインフルエンザの時みたいになったら大変だから」

と娘を制した。

「そうだね」と娘も言う。

 

もう受験間際だ。誰から病気をもらったという話になっては困る。

 

前年インフルエンザに感染した時、塾で友達に移したかもしれないという話になり

平謝りした経験がある。

 

その時は、幸いにして娘とお友達のインフルエンザの型が異なったので事なきを得たが、以後注意していた。

 

友達がポストに投函して姿が見えなくなると、娘は玄関を開けてポストから封筒を取ってきた。

プリント以外に大きな何かを持っている。

 

「ママ見て。これなんだろう?」と娘が言う。「色紙だね」と私が答える。

 

そこには手作りの色紙があった。

クラスの女子達からのコメントが貼り付けてある。

 

「満月ちゃん、大丈夫?無理しないでね。学校に来るのを待っています」とか

「みんな待ってるから早く来てね」とか

「満月ちゃんがいないと班に男子しかいなくてつらいよー」とか

「最近体調があんまり良くなさそうだから無理しないでね」とか

「バレーボール満月ちゃんがいないとつまんないよ」とか

 

他にも娘にしか分からない暗号の様な内容含め、色々なメッセージが貼り付けてあった。

 

娘はそれを読んで笑ったり真剣な顔をしたりしていた。

 

小5の担任の先生の一件があり、小6のピアス先生とのやり取りがあり、

私は小学校に対し苛立つ気持ちの方が大きくあった。

 

それでも娘は娘なりに小学校生活を頑張ってきた。

 

その結果、そんな娘をこうやって心配してくれる優しい友達もいるのか。

そう思うと、ありがたくて涙が出そうだった。

 

「ママ、来週からは学校へ行くね」と娘が言った。

「そうだね。週末にしっかり治そう。お友達にお礼を言ってね」

と私も言った。

 

 

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